代表戦でもインパクトを残した久保。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

 久保建英は今季開幕から絶好調だ。レアル・ソシエダでの好パフォーマンスに加え、日本代表でもドイツ戦、トルコ戦とインパクトを残した。

 これまでのラ・リーガの4試合すべてでマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、3得点・1アシストを記録しているレフティに、海外メディアも注目している。その伸びしろに期待しているようだ。

 オーストラリア『Optus』は「ゴールに向けてのボール運びで極めて効果的なだけでなく、最後の仕上げがうまいことが多い。事実、彼が運んだうちの68%も枠内シュートで終わっているのだ」と報じている。

「両足を使いこなし、ここ2シーズンで守備の仕事ぶりも良くなった。ユーティリティでもあり、前線のあらゆるポジションをこなすことができる」

【PHOTO】日本代表のトルコ戦出場17選手&監督の採点・寸評。2人が7点台の高評価。MOMは2ゴールの13番
 同メディアは「クボはまだソシエダで天井に届いていない」と続けた。

「それでも、クボがどこまでいけるか想像するとエキサイティングだ。それはクラブに限ったことではない。日本は国際舞台で力を増しており、カオル・ミトマやタケヒロ・トミヤス、タクミ・ミナミノといった選手たちとともに、クボは次世代の先陣を切っている。サムライブルーは2026年のW杯で本当にインパクトを残せるかもしれない」

 ソシエダ移籍でひと皮むけた久保には、古巣レアル・マドリーは買い戻しを検討しているとも取り沙汰されている。サウジアラビア移籍が注目されるモハメド・サラーの後釜として、リバプールのターゲットになったとの報道も浮上した。

 Optusは「マドリー復帰はどこかで実現するかもしれない」としたうえで、「だが、ワンダーキッドとして独自の道をつくっていくのも良いことはマーティン・ウーデゴーが示している」と締めくくった。

「現在のソシエダなら、次のレベルに到達するために移籍する必要もないかもしれない」

 まずはチャンピオンズ・リーグにも挑戦する今季、ソシエダで久保がどこまで飛躍できるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部