麒麟・川島明も激推し!ずっと通い続けたい飲食店の特別メニュー

生粋の地元っ子、京都好き、月に何度も足を運ぶ人…。15人の京都通たちに、京都で必ず食べたくなる思い出の&ベストな味をお聞きしました。前・中・後編にわけて紹介します。
〈大豊ラーメン 木屋町店〉の特製チャーシューメン
特製チャーシューメン1,100円
大将と交わす言葉とこの味にほっとする。「仕事終わりに訪れることができる、希少な深夜営業の店。深夜にいただくチャーシューメンは、まさに人生を共にしてきた味。ガツンとした味わいがお酒によく合うんです。また、大将が酔っ払い客にも粋に対応している姿が同業者としてカッコ良く、そんな姿を見るのも楽しいです」。
大豊ラーメン 木屋町店
住所:京都府京都市中京区木屋町通四条上ル下樵木町191-11TEL:075-251-6784営業時間:18:00(土17:00)〜6:00定休日:不定休 席数:15席
紹介してくれたのは…
長谷川琢馬 〈くまのワインハウス〉店主
フランスワインの造り手クロード・クルトワをきっかけにナチュラルワインに開眼し、2019年、自身の店(@kwh_info)を開店。
〈雲月〉の小松こんぶ
桐箱入り1瓶1,458円
懐石料理の流れから編み出された日本料理の名店が誇る逸品。「“塩辛くなく、柔らかく、えぐみのない味”を追求して生まれた品です。酒の肴にも、白飯のお供にも相応しいと、すべての人に喜んでもらえるので、私の手土産は、これ一択といっても過言ではありません。茶道具のような桐箱入りで、季節ごとに替わるパッケージも素敵」。百貨店などでも販売」
雲月
住所:京都府京都市上京区寺町通今出川下ル二筋目角TEL:075-223-5087営業時間:10:00〜18:00
紹介してくれたのは…
川原ちかよ ラジオ
αステーション(FM京都)『MUSIC MATCH 』など様々な番組のほか、イベントMC 、司会業とマルチに活躍。音楽と動物、食べることが好き。
〈祇園 翠雲苑〉のおこげの京水菜と海鮮の生姜あんかけ
1,650円
目の前での仕上げも好評。生姜あんが沁みわたる名物。「今も実家には頻繁に帰っています。この店は、10年前、祇園花月の出番の合間に立ち寄って以来通うように。中でもこのランチメニューは、京水菜と海鮮の味わいを生姜あんが優しく包み込んでくれる逸品。疲れたときや二日酔いの体にはたまらなく沁みます」
祇園 翠雲苑
住所:京都府京都市東山区祇園花見小路四条下ル二筋目西入ルTEL:075-561-0826 営業時間:12:00〜13:30LO(この料理は昼のみ)、17:00〜20:30LO定休日:火曜休席数:60席
紹介してくれたのは…
川島 明 芸人
吉本興業所属のお笑いコンビ「麒麟」のボケ担当。京都府宇治市出身。TBS系『ラヴィット!』MCなど、現在レギュラー番組を8本以上持つ。
〈広東御料理 竹香〉のすぶた
1,100円
幼い頃から通い、家族全員の好物でもある京都中華の名店の一品。「京都には個人店が多く、個性豊かな店主さんやお店があるのが魅力だと思います。この〈竹香〉は幼い頃から家族と通っているなじみの店。甘酢あんの艶と透明感にまず心奪われます。具材は豚肉、カリフラワー、パイナップルのみという潔さ。たっぷりのあんと一口サイズの豚肉がよくからまっておいしいですよ」。
広東御料理 竹香
住所:京都府京都市東山区橋本町390TEL:075-561-1209営業時間:17:00〜21:00定休日:火曜休席数:115席
紹介してくれたのは…
八木美由紀 〈観山堂〉店主
祇園の古美術店を父親から継ぎ、自身で買い付けも行う。インスタグラムで普段の料理を器に盛り付け、骨董の使い方を提案。
〈幾星 京都蒸溜室〉のノンアルコールスピリッツ「miatina」
1ボトル4,180円、miatinaを使ったカクテルは1,500円〜。
植物の香りを溶かし込んだ「飲む香水」。「祇園のバー〈喫酒 幾星〉が立ち上げた蒸溜室。ここで製造されているノンアルスピリッツ、miatinaを使ったカクテルは、植物の鮮烈な芳香とお酒との組み合わせが絶妙で、いつも感動と癒しをもらっています。バーテンダーの美しい所作も、美味をより際立たせてくれます」。
幾星 京都蒸溜室
住所:京都府京都市下京区六軒通高瀬川筋東入ル早尾町164-2 1FTEL:075-708-2091営業時間:14:00〜22:00定休日:水曜休席数:6席
紹介してくれたのは…
Fang 〈喫茶 芳〉 店主
2023年、東京から京都へ移住。京都・左京区に、ブックディレクター幅允孝さんと共に私設図書室兼喫茶〈鈍考/喫茶 芳〉をオープンさせた。
illustration_Miyuki Sano text_Kimiko Yamada
No. 1224
No.1224 『京都の味』 2023年08月28日 発売号
今号から、Hanakoがリニューアルします。 Hanakoが創刊時から大事にしてきたDNA・食と旅を軸にして。 領域は、家の食事を楽しむためのインテリアと道具、旅の持ち物、日本各地のカルチャー情報も……。 一時的な情報だけでなく、読者のみなさんにとって、Hanakoの記事が刺激となり、脳内シナプスが多方向につながり、楽しいことがどんどん広がって、新しい世界が開いていく特集を作っていきます。 リニューアル第一号は、京都の味について考えます。 平安時代に始まり、戦国時代を通して、現代へ。古くから、日本人が京都を目指すの …
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