旨味がしみしみヤミツキに!京都で愛されるきつね丼のお店4選

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豆腐自慢の京都だからこそ完成した、揚げと九条ネギだけのシンプル丼は、だしの旨味を満喫できる庶民の味方。

岡北

1,030 円。

甘めの揚げに山椒をひと振り。京料理ならではの品が漂う一杯。京都の老舗〈西初〉が手揚げした揚げに、天然利尻昆布と極上の醤油にこだわった丼タレをしっかり含ませ、ザラメを使って甘めに仕上げる。山椒の風味も利いて、後をひくおいしさだ。同じく名物のそばやうどんとセットでもどうぞ。

岡北

住所:京都府京都市左京区岡崎南御所町34TEL:075-771-4831営業時間:11:00〜17:00定休日:火水休席数:36席

西陣ゑびや

700円。

少し甘めの仕上げがご飯をすすませる。西陣で定食類も豊富に展開する地元で人気のそば屋さん。81歳の現役マダムが作るきつね丼は、大徳寺〈小川〉の揚げを丼だしで少し甘めに仕上げたもの。京大農学部が修学院離宮の棚田で作ったという地元の米と絶妙にマッチ。

西陣ゑびや

住所:京都府京都市上京区大宮通上立売下ル芝大宮町21TEL:075-441-8737営業時間:10:30〜16:00定休日:水休座席数:32席

本家 尾張屋 本店

990円。

自慢のそばつゆがキモ。キリリとした仕上げの一品。創業1465 年。御所や禅寺の御用店にもなった老舗そば店で、比叡山水系の伏流水を使ったそばとだしが身上。人気のきつね丼は、〈京とうふ藤野〉の揚げに九条ネギをたっぷり使い、自家製の濃いそばつゆで仕上げる。

本家 尾張屋 本店

住所:京都府京都市中京区車屋町通二条下ル仁王門突抜町322TEL:075-231-3446営業時間:11:00〜15:00LO定休日:火休席数:92席

殿田

700円

地元の人が通ううどん店の優しくほっとする人気者。たぬきうどんが評判の店だが、ほぼ同じ材料で作るきつね丼にもファンが多い。店主の天良絹代さんが朝4時から仕込む自慢のだしと丼タレで仕上げたきつね丼は、もち米入りのご飯で供される。毎日でも食べ飽きない、素朴さがやみつきに。

殿田

住所:京都府京都市南区東九条上殿田町15TEL:075-681-1032営業時間:10:30〜17:00定休日:水休席数:33席

photo_ Noriko Yoshimura, Yoshiki Okamoto text_ Kimiko Yamada

No. 1224

No.1224 『京都の味』 2023年08月28日 発売号

今号から、Hanakoがリニューアルします。 Hanakoが創刊時から大事にしてきたDNA・食と旅を軸にして。 領域は、家の食事を楽しむためのインテリアと道具、旅の持ち物、日本各地のカルチャー情報も……。 一時的な情報だけでなく、読者のみなさんにとって、Hanakoの記事が刺激となり、脳内シナプスが多方向につながり、楽しいことがどんどん広がって、新しい世界が開いていく特集を作っていきます。 リニューアル第一号は、京都の味について考えます。 平安時代に始まり、戦国時代を通して、現代へ。古くから、日本人が京都を目指すの …

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