勝てない中日・柳にOB中村武志がキッパリ「私がキャッチャーなら勝つ」
8月7日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に、元中日ドラゴンズ捕手で野球解説者の中村武志さんが出演しました。なかなか勝てない柳裕也投手を心配するリスナーの声に対し、大胆な提案をする中村さん。聞き手はダイノジの大谷ノブ彦です。
打線は強くないと
「今シーズン、ドラゴンズは4連勝が一度もありません。そこで1999年に開幕11連勝を経験した武志さん、なぜドラゴンズは大きな連勝ができないんですか?」(Aさん)
中村「投げる方も打つ方も数字は特別悪くない。だから、全てが噛み合ってないということですよ」
大谷「2連勝は時々あるじゃないですか。あれで、いける、みたいになるんですけど」
中村「でも若手をたくさん使ってるんですよ。若手って一瞬勢いがつくんですけど、年間通すときつい部分がありますね」
中村さん曰く、打線が強くないと勢いはつかないそうです。
ドラゴンズの問題は、やはり打てない打線に行きつくようです。
勝てない柳投手が心配
「6日のヤクルト戦に登板した柳投手。立ち上がり、いきなりのフォアボールから失点するお決まりのパターンで、ついに8敗目。
ホームのバンテリンドームでまだ一度も勝ててないです。いったいどうしちゃったんでしょうか?」(Bさん)
今シーズンの柳投手の成績は6日の登板が終わった時点で3勝8敗です。
ちなみに2022年の成績は9勝11敗。2021年は11勝6敗でした。
「最下位にもかかわらず、来てくれる満員のお客さんに、選手会長としてプレッシャーを感じているのでしょうか?もしかしたら柳投手も肘にネズミがいるんじゃないかと心配しております」(Bさん)
私がキャッチャーなら
あまりに勝てない柳選手について、怪我の心配までしてしまったリスナーBさん。
そこへ自信満々の中村さんの言葉が。
中村「私がキャッチャーなら、まず勝ちます。秘策がある」
中村さんがキャッチャーなら柳投手が勝てる?はたしてどういうリードなのでしょうか?
中村「それは、ここでは言えない。これは秘密事項です」
ヒントは、柳投手のボール自体は悪くないので、することはひとつだけだそうです。
中村「皆さんからの解答を来週おたよりで待ってます」
大谷「じゃあ今日言ってもいいでしょ」
中途半端にもったいぶる中村さんに、苦笑しながらツッコむ大谷。
中村「相手チームがradikoで聴いてたらまずいでしょ(笑)。秘密事項。マル秘です」
今週も来週も聴かれたら同じような気がしますが。
ポロリする
中村「問題は柳のスタイルなんですよ。結果フォアボールになってしまっていると言っておきましょう」
なんだかんだ言っても、「秘密事項、マル秘」を言いたそうな中村さん。
中村「柳は立ち上がりだけ問題があると思うので、そこだけクリア出来たらいいんです」
大谷「初回、リズム悪かったもんな。何かを直すってこと?」
気になる大谷。中村さんに尋ねると。
中村「セロで抑えるとか、ランナー出しても抑えるとか、そういうのじゃなくて」
ほとんどクイズのヒントみたいなことを言う中村さん。
中村「初回、柳のタイプは好き勝手にやらせないとダメです。答え言っちゃったっす」
柳投手はこう使え
柳投手には初回だけ、全て自分の好きなボールを投げさせればいいそうです。
そうすると、その日使える球を本人が考えるし、ブルペンも調整がしやすいんだとか。
中村「僕がたまにやってた必殺技です」
これは、チームのエース級投手が、ちょっと壁に当たった時の、中村流対策なんだそうです。初回を全て自分が投げると決めてれば、テンポも良くなり、テンポがよくなれば迷いがなくなるんだとか。
大谷「本当にテンポが悪いんですよね」
中村「いろんなことをマイナスに考えすぎるから、ちょっとずつボールになってテンポも悪くなる。自分が投げることで、ストライクゾーンを見直して、ゲームを作っていけばいいんです」
柳投手を勝たせる秘密事項を喋ってしまった中村武志さん。相手チームに聴かれないことを祈るばかりです。それ以前にドラゴンズ関係者が聞いていてくれるのでしょうか?柳投手の次の登板で分かるかも?
(尾関)