佐伯泰英による新シリーズ「柳橋の桜」。物語が急展開! 目が離せない第3巻『二枚の絵』ほか 【文春文庫 8月のラインナップ】
舞台は長崎そして異国へ
『二枚の絵 柳橋の桜(三)』(佐伯泰英)
父・広吉を襲った恐ろしい魔の手から逃れるため、柳橋から姿を消した娘船頭の桜子と、棒術の師匠・小龍太。
異国船「上海丸」に乗り込んだ二人は、経験したことのない食べ物、風物に出合い目を見開かれる。
そんな中、長崎の出島に招かれ、オランダ人の絵描きコウレルがのこした「二枚の絵」を目にした桜子は、強い衝撃を受ける。
果たして、そこにあった不思議な縁とは?
4カ月連続刊行の新シリーズ、物語が急展開、目が離せない第三巻です。
目次
序章
第一章 旅の始まり
第二章 海戦はいかに
第三章 文届く
第四章 文使いの悲劇
第五章 出合い
終章
くわしく見る
文春文庫 8月のラインナップ
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女船頭・桜子と剣術家・小龍太が「行方知れず」に? オランダ人の遺した2枚の絵がついに姿を現して――物語が大きく展開する第三巻!

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