舞台は長崎そして異国へ


『二枚の絵 柳橋の桜(三)』(佐伯泰英)

父・広吉を襲った恐ろしい魔の手から逃れるため、柳橋から姿を消した娘船頭の桜子と、棒術の師匠・小龍太。
異国船「上海丸」に乗り込んだ二人は、経験したことのない食べ物、風物に出合い目を見開かれる。
そんな中、長崎の出島に招かれ、オランダ人の絵描きコウレルがのこした「二枚の絵」を目にした桜子は、強い衝撃を受ける。
果たして、そこにあった不思議な縁とは? 

4カ月連続刊行の新シリーズ、物語が急展開、目が離せない第三巻です。

目次

序章
第一章 旅の始まり
第二章 海戦はいかに
第三章 文届く
第四章 文使いの悲劇
第五章 出合い
終章

くわしく見る

文春文庫 8月のラインナップ

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タイトル 二枚の絵 著者名 佐伯泰英 発売日 2023/08/02 作品紹介 新シリーズ4カ月連続刊行!舞台は長崎そして異国へ
女船頭・桜子と剣術家・小龍太が「行方知れず」に? オランダ人の遺した2枚の絵がついに姿を現して――物語が大きく展開する第三巻! タイトル 時の呪縛 著者名 麻見和史 発売日 2023/08/02 作品紹介 悲しみが共鳴した時、真実の扉が開く
行方不明だった重要参考人の目撃情報から捜査が再開された殺人事件。警視庁の訳ありメンバーが集まる「凍結班」が事件の真相に迫る。 タイトル 南町奉行と幽霊心中 著者名 風野真知雄 発売日 2023/08/02 作品紹介 美男美女のあり得ない心中は幽霊の仕業か化け物か
大川の小舟で発見された心中死体は、別々の事件で死んだはずの二人だった。洗い直すと怪しいことばかり。次々に起こる怪異の行方は? タイトル 父子船 著者名 岡本さとる 発売日 2023/08/02 作品紹介 惚れた女と再会をした勝之助に思わぬ事件が
かつて惚れ合っていた女性と再会をした井出勝之助は、自分に子供がいたことを知らされる。この再会の背後にある、女の悲しい過去。 タイトル 助太刀のあと 著者名 小杉健治 発売日 2023/08/02 作品紹介 助太刀で名をあげた男が辿る、数奇な運命とは?
松沼平八郎は、義弟から岳父の仇討ちの助太刀を頼まれる。本懐を遂げ、武士として名をあげた平八郎だが、ある試練が彼を待ち受ける。 タイトル 二百十番館にようこそ 著者名 加納朋子 発売日 2023/08/02 作品紹介 崖っぷちニートの青年。島暮らしで人生の立て直し?
就活に挫折したネトゲ廃人の俺。親に愛想を尽かされ、残された唯一の居場所である離島で「ニート同士のシェアハウス」に挑戦する。 タイトル 江戸染まぬ 著者名 青山文平 発売日 2023/08/02 作品紹介 リアル江戸から生まれた、傑作短編集!
村から出てきた俺たちは、江戸のどこにも引っかからねえ――人生を必死に泳ぐ男と女を鮮やかに描き出す唯一無二の味わい、傑作7編。 タイトル 善医の罪 著者名 久坂部羊 発売日 2023/08/02 作品紹介 彼女は善意の名医か、患者を殺した悪魔か――
延命治療の中断を決意した女医、白石ルネを襲った悲劇。現役医師が圧倒的なリアリティで描いた、スリリングな医療小説。 タイトル おれたちの歌をうたえ 著者名 呉勝浩 発売日 2023/08/02 作品紹介 幼馴染が遺した暗号、隠されているのは、金かそれとも……
河辺のもとにかかってきたある電話。思い出すのは封印していた真っ白な雪と死体。あの日、本当は何があったのか? 大河ミステリー。 タイトル 盲剣楼奇譚 著者名 島田荘司 発売日 2023/08/02 作品紹介 吉敷竹史シリーズ 20年振りの新作長篇文庫化!
加賀百万石から終戦直後の混乱期、そして現在へと続く謎の連鎖。密室状態の中、五人の男を一瞬にして斬り殺した謎の美剣士の正体は? タイトル 観月 著者名 麻生幾 発売日 2023/08/02 作品紹介 平穏な街に忍びよる巨大な陰謀。渾身の傑作警察小説
大分の城下町で善良な市民が殺された。必死に犯人を追う警察だったが、同時期に東京で起きた殺人との関連が指摘され事態は急変する。 タイトル 怪談和尚の京都怪奇譚 著者名 三木大雲 発売日 2023/08/02 作品紹介 超人気、怪談×説法シリーズ第6弾!
京都蓮久寺の建て替え時に起きた不思議な出来事、盗まれた仏像、夢で怒るお爺さん――怖いけど気持ちが軽くなる、怪談×説法第6弾! タイトル 薬物依存症の日々 著者名 清原和博 発売日 2023/08/02 作品紹介 五年ぶりに会った長男は「大丈夫だよ」と笑ってくれた
覚醒剤取締法違反による衝撃の逮捕から七年。清原は想像を絶する苦痛の中でもがき続けてきた。最後に支えてくれたものについて語る。 タイトル はじめは駄馬のごとく 著者名 永井路子 発売日 2023/08/02 作品紹介 歴史エッセイの名手が紡ぐ「わが愛する男たちの肖像」
北条義時、源義経、明智光秀、平時忠、徳川秀忠…英雄の陰に隠れながらも実力を持った“ナンバー2”に着目する、傑作歴史エッセイ! タイトル 忘れながら生きる 著者名 群ようこ 発売日 2023/08/02 作品紹介 読んだ時間が楽しければ、それでいい
群ようこはひと月に何冊買う? 毎月の本代は? 着物本からプロレス本まで、膨大な本に囲まれ、猫と暮らす、のほほん読書エッセイ。