20日、党本部で行われた総裁選で一票を投じる安倍氏。(撮影:吉川忠行)

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自民党は20日午後、東京都千代田区の党本部で国会議員による総裁選の投開票を行い、小泉純一郎首相(64)の後継となる第21代総裁に安倍晋三官房長官(51)を選出した。安倍新総裁の任期は2009年9月までの3年間。

 総裁選は、党所属の国会議員票403票と、党員数などをもとに各都道府県連に配分した地方票(党員票)300票の計703票で争われた。郵便による地方票の投票は19日に締め切られ、各都道府県支部で20日に開票された。

 安倍氏は、国会議員による1回目の投票で、有効投票数402票のうち267票を獲得。地方票と合わせて過半数352票を大きく上回る464票を得て、136票の麻生太郎外相(66)と102票の谷垣禎一財務相(61)を下して新総裁に選ばれた。安倍氏は、26日に召集が予定されている臨時国会の衆院本会議で新首相に指名される見通し。

 ◇得票数は次のとおり。

候補者  議員票 党員票 合計
 安倍晋三 267 197 464
 麻生太郎 69 67 136
 谷垣禎一 66 36  102

【了】

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