CBS MarketWatchによると、14日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月物は、前日比0.75ドル安の1バレル=63.22ドルに反落した。

  米エネルギー省のエネルギー情報局(EIA)が朝方発表した週間石油在庫統計で、天然ガス在庫が、前週比1080億立方フィート増と市場予想を上回り、在庫水準も過去5年間の平均を12.4%上回ったことから、天然ガス先物相場が急落、ザラ場で2004年2月下旬以来の安値まで売られたことを受けて、原油相場もつれ安となった。原油相場は一時、1バレル=63ドルちょうどを付ける場面もあった。

  また、天然ガス先物は、前日比55.7セント(9.6%)安の100万Btu=4.892ドルに続落し、04年9月16日以来2年ぶりに終値で100万Btu=5ドルを割り込んだ。ガソリン先物は同0.09セント安の1ガロン=1.5522ドルに小反落する一方、暖房油は、同3.18セント安の1ガロン=1.7110ドルに続落した。【了】