トヨタは6月21日、新型アルファードおよび新型ヴェルファイアの販売を開始した。価格(税込み)はアルファードが540万円〜、ヴェルファイアが655万円〜。

外観(エクステリア)

今回4代目となる新型アルファード/ヴェルファイアは、歴代モデルからの継続性を大切にしつつも、進化が感じられるエクステリアデザインに。ボディサイズは全長4995mm×全幅1850mm×全高1935mmで、全長が先代よりも50mm長くなっている。

闘牛が突進していく姿をモチーフにしたといい、フロント先端をハイピークにした特徴的な逆スラントフェイスと、ボディサイド部分のフロントからリヤにかけたダイナミックな凹凸により、地面を蹴り出すような力強さが感じられる。

先代で上下方向に拡大したフロントグリルは、左右方向のヘッドライト下まで面積を広げ、さらに巨大化。アルファードはブロック状のパターン、ヴェルファイアは横基調のバーで構成することで、表情に違いを持たせている。

フロントグリルにトヨタマークを採用している代わりに、車両エンブレムはそれぞれセンターピラーに配置している。

ボディカラーは両車共通のプラチナホワイトパールマイカとブラックに加え、アルファードにはライオンのたてがみから想起した新規色プレシャスレオブロンドを設定。

ヴェルファイアには専用グレード「Z Premier」を設定し、ツヤ有り黒塗装×漆黒メッキが上質かつアグレッシブな雰囲気を醸し出している。

内装(インテリア)

「快適な移動の幸せ」をコンセプトにしたという内装は、一般的な機械式駐車場の制限サイズ(全長5000mm×全幅1850mm以下)に収まるボディサイズを維持しながら、運転席と2列目シートおよび3列目シートとの距離は従来型比でそれぞれ5mm/10mm広い前後席間距離を確保。

これまで天井各所に点在していた照明や各種スイッチ類、エアコン吹出し口などの機能を車両センターに集約。反対側の窓を開閉したり、照明を調節できるなど、後席のどこにいても使いやすい操作性を実現している。

スライドドア部のユニバーサルステップをトヨタとして初めて運転席側にも採用(全車にメーカーオプション)。約820mmの広々とした開口幅のドア作動に連動して、地上約220mmの位置にステップが出現するため、子どもや高齢者でも楽に乗り降りできる。

後部座席のどこに座っても快適な時間を過ごせるよう、ムーンルーフのシェードは左右独立タイプを採用。またサイドサンシェードはトヨタ初となる下降タイプを採用し、電動で好みの位置に止めることができる(Executive Loungeに標準装備、Zにメーカーオプション)。

走行性

パワートレインは、アルファードには2.5リッターのガソリンエンジンモデルに2WD(FF)と4WD、2.5リッターのハイブリッドモデルに2WD(FF)と4WD(E-Four)を設定。

ヴェルファイアには2.4リッターのターボエンジンモデルに2WD(FF)と4WD、2.5リッターのハイブリッドモデルに2WD(FF)と4WD(E-Four)を設定し、今後はプラグインハイブリッド車(PHEV)モデルの投入も予定している。

※写真:
アルファード(Executive Lounge/ハイブリッド・E-Four/プレシャスレオブロンド/内装色ブラック)
ヴェルファイア(Z Premier/ターボガソリン・2WD/ブラック/内装色サンセットブラウン)