あなたは今、幸せですか?

 

今の時代、胸を張って「はいっ!」と答えられる人はどれほどいるのでしょうか。私も正直、幸せより不安が優っているので、自信を持って答えられないなぁ〜と感じています。しかし、世の中にはハッピーオーラ全開の方もいますよね? 将来に不安を抱える私と、今ハッピーな人の間にはどんな違いがあるのか知りたい! そして、今よりもっと幸せになりたい!

 

今回はSNSでも大人気のTestosterone(テストステロン)さんと幸福学の第一人者である前野隆司さんが監修した『幸福の達人』(Testosterone・著、前野隆司・監修/ユーキャン・刊)をご紹介します。

誰もが幸せになれるって本当?

追加: 毎年発表されている『世界幸福度報告』は、各国1000人に「今の生活にどれくらい満足しているか?」を聞き、ランキングにまとめています。2023年、日本はちょっとだけランクアップして47位でした。ちなみに6年連続1位に輝いているのはフィンランド。サウナに長期休暇に、残業なしと側から見ても「幸せそうな国」のイメージがありますよね。フィンランドに倣って、残業しないでサウナ三昧なんてことはなかなか難しいですが、まずは自分が「幸せだな〜」と思える日々を過ごしてみたいもの。『幸福の達人』によると、幸せとは「主観的に自分が幸せであると感じられる状態」なのだそうです。どうしたら主体的に「幸せだ」と感じることができるのでしょうか?

 

幸せになることは料理や運転と同じで「技術」に近い。正しい技術を学んだり、繰り返し練習したりする必要はあるが、誰でもマスターすることができる。本書を読み、実践し、一人でも多くの人が幸せになれるよう、心から願っている。

(『幸福の達人』より引用)

 

幸せは技術! 『幸福の達人』には、誰もが簡単に実践できるよう、幸せになるためにやることリストが50個も掲載されています。私も今すぐ実践しなければ!(笑)

 

めっちゃ幸せな気持ちになれた!「2か月後の旅行を予約し、前払いする」

幸せになるためにやることリストは、「7時間寝る」「朝方人間になる」「テレビを見る時間を減らす」といった今日からできそうなリストばかり。それぞれにTestosteroneさんの元気になるメッセージと、前野先生による「幸福学」のデータが記載されており、手軽に実践しやすいのも特徴です。その中でも、私が実践して効果的だったものを2つご紹介します。

 

1つ目が「2か月後の旅行を予約し、前払いする」です。最初、そんなことで? と思っていたのですが、たったこれだけで毎日がめっちゃ楽しくなりました(笑)。どうやら未来に楽しみを作るのが幸福度アップに関わってくるようなのです。

 

1530人のオランダ人を対象に行われた調査によると、旅行中、つまり旅行そのものによって上昇した幸福度は、旅行終了後に長くても2週間で消失してしまったのに対し、旅行前の幸福度の上昇は最大で8週間も持続したのだという。つまり、旅行による幸福度の上昇の大部分は、旅行の最中ではなく、ワクワクしながら旅行の計画を立て、それを楽しみに日々を過ごすことから生まれると言える。

(『幸福の達人』より引用)

 

ちなみになぜ前払いするかというと、人間はお金を払うことを苦痛に感じるからだとか。旅行中に「支払う」回数を少しでも減らすために、ホテル代や交通費などかかるものは払っておくほうがよいそうです。

 

実践してみて感じたのは、旅行のための情報収集をしたり、行く人と連絡を取り合ったりする時間が本当に楽しかったということ。今まで無意識で準備していましたが、旅行に行くまでもこんなに楽しかったのか! とワクワク度合いが増しました。個人的にはライブや観劇など、旅行じゃなくても同じように幸せは感じられたなぁ〜と思います。とにかく先に楽しい予定を入れる! これだけでも毎日幸せな時間は増やせるはずですよ。

 

3日目頃から自然と散歩に行きたくなる「毎日5000歩以上歩く」

運動が体にいいことは誰でもわかりますが、毎日筋トレをしたりストレッチをしたりはハードルが高く、続けられない私です……(笑)。そんなだらしない私でも実践できたのが、2つ目にご紹介する「毎日5000歩以上歩く」。目安としては毎日10〜15分お散歩する程度なのですが、これをするとしないとでは、体と心の調子が全然違いました。一体なぜなのでしょうか?

 

ミシシッピ大学のグループが18歳から35歳の成人26人を対象に1週間、運動をさせず、1日当たりの歩数を5000歩以下に抑えてもらう、という実験をしたところ、特に制限をしなかった比較対象グループと比べ、生活満足度が31%も低下してしまったという。さらに、毎日の平均歩数が5000歩を切ると、不安や気持ちの落ち込みなどの症状が表れることもわかった。要するに、人間はじっとしていることが不得意な生き物なのだ。

(『幸福の達人』より引用)

 

みなさんのスマホにも万歩計がついていると思うので、一度平均歩数を見てみてください。意外と5000歩ならできる数字と感じられるはずです。天気の都合で毎日できなかったこともありますが、意識して5000歩歩くようにしたところ、体よりも心が気持ちよくなり「また歩きたい」と思えるようになりました。5000歩のために近所の知らないお店に行くのも楽しかったですよ!

 

『幸福の達人』には、今日からできる幸せになるためにやることリストが掲載されています。1つずつでも一気にでも、自分のペースで実践することで「幸せですか?」の問いに、自信を持って「はい!」と答えられるようになれるはず。読むだけでも元気になれる本なので、幸せになりたい人もそうじゃない人も、ぜひ一度手に取ってみてくださいね。きっと今日よりも楽しい明日が迎えられますよ!

 

【書籍紹介】

幸福の達人

著者:Testosterone(著)、 前野隆司(監)
発行:ユーキャン
累計40万部突破!『筋トレが最強のソリューションである』シリーズ最新作! Twitterフォロワー128万人のインフルエンサーが脳科学、心理学、幸福学から導き出した「幸せになるアクション」ベスト50を大公開!「TO DOリスト」方式をとっているので、明日からの行動をほんの少し変えるだけですぐに幸福度がアップします。
楽天ブックスで詳しく見る
Amazonで詳しく見る