老後資金はいくら備えておけばいいのか、漠然とした不安を抱える人は多いもの。ここでは、「働かなくてもいい暮らし」を目標に生活費を無理なく抑え、趣味を満喫しながら暮らしている、48歳のトモさんの暮らしを紹介します。

48歳、ひとり暮らしのトモさんは、3年前にがんの手術をしたことを機に、老後資金を増やしたいと考えるように。『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、トモさんの節約の工夫を紹介。同書の記事を抜粋し、トモさんの節約ルーティンを紹介します。

【写真】夕食は家に“アルモンデ”料理で十分!

48歳ひとり暮らし。平日の「節約ルーティン」

事務職として、カレンダー通りに勤務するトモさん。仕事のある平日も自分の時間を確保するために家事の手間は極力カット。ルーティン化することが節約の助けにも。ここでは、退勤後のルーティンを紹介します。

<18:30退勤>

●YouTubeを聞きながらお金の勉強

「職場は徒歩圏内なので、歩きながらYouTubeのお金系チャンネルをイヤホンで聞いています。投資やポイ活情報の収集に」
お気に入りは「両学長 リベラルアーツ大学」など。

●スーパーで特売品を買って帰宅

食品はまとめ買いせず、少量ずつこまめに買う主義です。
「スーパーでは、消費期限が迫ったものなど特売品を狙います。見つからなければ安価な鶏胸肉、というのがマイルール」

●夕食は“アルモンデ”レンジ蒸し

「実家の畑からもらった野菜など、その日残っているものと肉や魚をルクエのスチームケースに入れてレンジ蒸しが定番です」
味つけは「クレイジーソルト」やポン酢しょうゆでヘルシーに。

「疲れてつくりたくない…」ときのために、すぐに食べられるサバ缶やレトルトカレーを常備。すぐに食べられる好物があれば、外食の誘惑にも負けません。

●就寝前は趣味の時間に

「ブログの更新や、今ハマっている占いの勉強などをしています」

「とにかく時間が大事」と語るトモさんは、帰宅後は、SNSの通知はオフにして、やりたいことに集中できるようにしています。

●おトクな深夜電力でバッテリーを充電

トモさんが契約している電力プランでは、深夜の電気料金が日中の半分以下。

「スマホやタブレットだけでなくキャンプ用の大容量バッテリーも夜間に充電し、日中はバッテリーから給電するようにしています。コンセントタイマーで過充電も予防」

発売中の『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、ほかにも、団地や賃貸住宅、年金生活など、さまざまな暮らし方や年齢のお金上手を取材。小さくても豊かな生活の工夫や、おトクな制度、老後資金の備え方などが1冊でわかります。