埼玉県にある西武所沢S.C.に展示された西武ライオンズの垂れ幕。山川穂高選手が削除された('23年6月8日撮影)

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 知人女性への強制性交の疑いで書類送検された西武ライオンズの山川穂高。報道翌日の5月12日に出場選手登録から抹消。現在開催中の『全日本大学野球選手権大会』で配布されたパンフレットの富士大学の「OB一覧」から名前が削除されたことを報じたが、今度はホームの広告からも姿を消したと一部で話題になっている。

【写真】山川穂高がバットを振って…すでに撤去された幻の垂れ幕

「西武ライオンズの本拠地であるベルーナドームがある埼玉県所沢駅に隣接する西武所沢S.C.にライオンズの選手を応援する巨大垂れ幕が展示されているのですが、6月8日に垂れ幕が変更されたんです。よく見ると、山川選手の写真だけ削除されていて……」(地元住民)

球団側の意向で新しい垂れ幕に変更

 以前ファンが撮影した垂れ幕には、最前の目立つところに山川の写真があった。実際に記者が現地を訪れて確認したが、確かに山川の写真だけ削除された形になっていた。そこで横断幕を管理するワルツ所沢に電話をしたところ、以下の回答があった。

「球団からお話があり、新しい垂れ幕に変更しました。制作も球団が行なっているので、詳しいことはこちらでは把握しておりません」

 “山川外し”の理由を聞くために西武ライオンズに質問状を送ったところ、以下の回答があった。

「この度の書類送検を重く受け止め、報道等により不快に思われているお客さまの声もあることも踏まえ差し替えました」

 西武西武所沢S.C.は創業33周年目の'19年にリニューアルした際、当時背番号が33だった山川選手を広告ビジュアルに起用。

「館内にも山川選手の等身大パネルを展示するなど、西武所沢S.C.は“山川推し”だっただけに、デパート側としても複雑な気持ちかもしれません」(前出・地元住民)

 西武を代表する選手から一転、母校やホームから名前や写真が続々と消えている山川。犯した罪は想像以上に大きいようだ。