きょう8日、気象庁は最新の1か月予報を発表。この先、気温は全国的に平年より高い見通し。きょう8日は関東甲信で梅雨入りが発表されましたが、かなり蒸し暑い梅雨になりそうです。また、本格的な大雨のシーズンに降水量が平年並み。大雨や荒天の情報収集をして備えを。

きょう8日 関東甲信地方で梅雨入り

気象庁は、きょう8日、関東甲信地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
平年より1日遅く、昨年より2日遅い梅雨入りです。今年も長雨の季節が始まりました。

そして、きょう8日、気象庁は最新の1か月予報を発表しました。本格的な大雨シーズンの予報はどうなるのでしょうか。

※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。なお、この梅雨入りの発表は速報値です。秋に再検討され、見直されることがあります。

北ほど高温 北日本に高温に関する早期天候情報 10年に一度の高温か

この先、西日本、東日本、北日本では、暖かい空気に覆われやすく、1か月の気温は全国的に平年より高くなるでしょう。
きょう8日は、関東甲信地方で梅雨入りの発表がありました。雨の季節を迎え、気温だけでなく湿度も高くなる頃です。湿度が高いほど、熱中症のリスクが高まりますので、これまで以上にしっかりと暑さ対策を行ってください。

特に、北日本ほど、6月中旬頃にかけての気温が平年より高い見込みで、東北と北海道の太平洋側には「高温に関する早期天候情報」が発表されました。今後2週間程度、暖かい空気に覆われやすいため気温の高い状態が続き、18日頃から、気温が平年に比べて、かなり高くなる可能性があります。
すでにエアコンを使用されている方は多いと思いますが、まだの方は試運転しておくなど、暑さへの備えを行ってください。

※早期天候情報は、その時期として、10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。発表された際には、農作物や家畜の管理等に注意してください。

降水量は平年並み 大雨に注意・警戒を

本格的な梅雨の時期となるこの1か月の降水量は、西日本、東日本、北日本は平年並みで、沖縄・奄美では平年並みか多い見込みです。

梅雨前線は、6月中旬も日本の南に停滞しやすく、周期的に湿った空気が流れ込みやすくなるでしょう。
梅雨の晴れ間はあるものの、平年と同様に、曇りや雨の日が多くなり、「梅雨らしい梅雨」になりそうです。

西日本や東日本の太平洋側を中心に、前線の影響による大雨災害に注意、警戒が必要となるでしょう。雨が予想される際には、情報に注意して、早めに備えてください。

北陸・東北の梅雨入り 平年より遅く

関東甲信の梅雨入りが発表され、残すところは、北陸地方、東北南部、東北北部となります。

きょう8日、日本気象協会が発表した「梅雨入り予想」では、梅雨前線は、しばらく日本の南に位置しやすいため、梅雨入りは平年より遅れる見込みです。北陸地方と東北南部は6月20日頃、東北北部は23日頃を予想しています。

平年よりは遅くなりますが、雨の季節が北陸や東北にも近づいてきました。大雨の備えを行って、情報に注意してお過ごしください。

北日本:北海道・東北
東日本:北陸・関東甲信・東海
西日本:近畿・中国・四国・九州