「30にもなって独身って今まで何やってきたの?」面接官の一言を忘れられない男性

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他人から言われた衝撃的な一言をふとした瞬間に思い出すことがある。嫌な一言に限って鮮明に覚えており、いつまで経っても生傷のように感じるものだ。

秋田県の40代前半の男性(専門職<コンサルタント・士業・金融・不動産>/個人事業主)が、15年ほど前に受けた「面接の信じられないエピソード」について明かした。

「面接が終わって帰宅後に電話にて辞退の連絡をしました」

当時30歳だった男性は、一人暮らしを始めるとともに、ある介護施設の面接に行った。「リーマンショックの影響でとにかく就職できない時代」だったと振り返る。どうにか面接にこぎつけることができ、張り切って面接に臨んだ。

ところが面接会場で、「施設長と思われる男性」に失礼な対応をされたという。履歴書の裏側にある「配偶者なし」という項目を見て、

「30にもなって独身って今まで何やってきたの?」

と言われたそうだ。明らかに仕事とは関係のない質問に驚愕するとともに、独身であることを批判された男性はさぞかし怒りを覚えたことだろう。その時の心境をこう綴っている。

「暴言ともいえる発言をされムカッときました。その場ではおさえましたが、面接が終わって帰宅後に電話にて辞退の連絡をしました」

「30歳で独身で何が悪い?少なくともアンタにゃ迷惑かけてないし、何故見ず知らずのジジイにそんな事言われなきゃなんねーんだ?」

と怒り心頭だ。

その面接の1カ月後、男性は別の会社の就職が決まり、1年半後に結婚したという。長い年月が過ぎたこともあり、今では笑い話にでも変えられたのだろうか。ところが男性は、

「この当時の施設長と思われる人間の暴言は世の独身者全員を敵に回す一言であるのは間違いないでしょう」

と締め括っており、15年経った今でも忘れられない様子だ。

施設長と思われる男性の年齢は定かではないが、世代間ギャップは少なからずあったかもしれない。ただ、若い人を雇うつもりであれば、まずは自身のマインドからアップデートしていってほしいものだ。

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