前々走の小倉大賞典が道悪を味方に付けての勝利だったヒンドゥタイムズ(ユーザー提供:ねいたんさん)

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 東京、阪神ともに、金曜正午の時点で芝ダートそろって不良となっている。この後も降り続けるので、2場ともに相当な道悪となることは間違いない。

 東京は1レース前までに雨が上がる予報。芝は内側から乾いてくる傾向があるので、トラックバイアスの変化に注意を払いたい。ある程度の位置で運べるパワー型が優勢。速い上がりが武器の馬は割り引きたい。ダートは極端に時計が速くなるようだと、直線が長いといっても後方待機組は厳しい。先団から中団で立ち回れる馬を軸に据えるのが無難。

 阪神は深夜に雨がやむ予報なので、芝は重、あるいは稍重まで回復するかも。ひとまずは逃げ先行有利で考えたいが、東京と同じくトラックバイアスは要チェック。ダートはかなり時計が速そうなので、よほどのハイペースにならない限り、中団以降の組は厳しい。

【注目馬】
東京11R・ナンヨーアイボリー…420kg台の馬体重が示すように、ダートのオープンではパワーで見劣る。ただ、それだけに道悪はプラスで、実際にダートの重は2戦2勝。東京も得意なので、一発があるなら今回だろう。

阪神11R・ヒンドゥタイムズ…前走の大阪杯は最下位に終わったが、相手が強過ぎたので参考外。前々走の小倉大賞典が道悪を味方に付けての差し切りだったように、雨は大歓迎。阪神も得意なので、上位争いになっていい。