心が豊かになる、丁寧な暮らし。憧れるけれど、それなりに手間はかかるものです。「家事はできるだけラクにこなすことが第一」と話す整理収納コンサルタント須藤昌子さんの、ラクするための家事コツをご紹介します。

愛用まな板をフル活用することが、ラク家事につながる

家族3人暮らしの須藤さん。ものを多く持たず、今あるものを生かしながら身軽に暮らしたいという思いがあります。

【写真】使える!キッチンシート活用術

「もちろん、家事はラクで手間をかけないことを最優先。ものが増えるとお手入れの手間がかかってしまうので、ラク家事と持たない暮らしはつながっているんです」

須藤さんが持っているまな板は1枚だけ。天然木オリーブウッドのハンドメイドカッティングボードです。ほかのまな板は暮らしのなかで削ぎ落としてきました。

「これ1枚と包丁があれば、たいていのことはできてしまいます。便利! とうたわれている調理アイテムも不要。大切に長く使うために、生肉や魚の下ごしらえをするときは使い捨てシートを被せています」

まな板シートとして使っているのは、カインズのキッチン楽カジシートです。

「以前はラップフィルムを敷いていましたが、すぐズレてしまいストレスを感じることも。でもこのシートはある程度厚みがあってズレにくく、まな板のサイズにもぴったりです」

須藤さんは、このやり方を導入しているおかげで、まな板の複数もちをせずにすんでいるといいます。

●まな板シートはバット代わりにも、お弁当包みにもなって便利

須藤さんはこのシートをさまざまな場面で活用。工夫次第で便利な使い方ができると太鼓判を押しています。

「複数の食材を切って準備するときは、まな板の上に乗りきりません。食材に量に合わせてシートを敷いておけばバットのように使えます」

また、お弁当箱などの容器に色や匂いが移りそうなときもこのシートを敷いているそうです。ナポリタンやミートソース系のおかずで大活躍。

「おにぎりやサンドイッチは個別に包むことも。具材がこぼれるのを防げるし、乾燥防止にも役立っています」

丁寧な暮らしには程遠いかもしれないけれど、家事は毎日のこと。それよりもストレスなく続けられる工夫が大切だと須藤さんは言います。ぜひ参考にしてみてくださいね。