香港や中国本土で基礎工事や建築工事などを手掛ける日贏HD(01741/香港)が5月31日、2023年9月期の中間決算(22年10月〜23年3月期)を発表し、前年同期比で増収となり赤字が縮小したことを明らかにした。(イメージ写真提供:123RF)

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 香港や中国本土で基礎工事や建築工事などを手掛ける日贏HD(01741/香港)が5月31日、2023年9月期の中間決算(22年10月〜23年3月期)を発表し、前年同期比で増収となり赤字が縮小したことを明らかにした。
 
 22年10月〜23年3月期の売上高は1億763万香港ドルで、前年同時期の8913万ドルから20.75%増加した。事業別では基礎・地盤工事が5498万ドル(前年同期比14.10%増)、一般建築工事および関連サービスが1441万ドル(同2.63倍)、その他建築工事が1232万ドル(同58.46%減)、建築関連顧問サービスが614万ドル(同2.00倍)、健康製品販売が1976万ドル(同7.23倍)となっている。
 
 基礎・地盤工事のプロジェクト数が増加したほか、中国本土の高齢者をターゲットとした薬用人参などのサプリメントや、オンライン健康検査や医療・健康カウンセリングを行う健康スマートロボットの販売が好調だった。

 また、前年同時期は1億104万ドルだった販売コストが当期は8880万ドルまで減少したことで、売上総損失が1190万ドルだった前年同時期から当期は1882万ドルの売上総利益へと転換。営業損益も赤字額が前年同時期の3719万元から976万ドルにまで縮小した。これにより当期純損益は1029万ドルの赤字となり、前年同時期の3745万ドルから赤字額が72.51%縮小した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)