<植田麻瑚記者>

川勝知事はリニアの期成同盟会と国交省への要望活動のあと、自民党本部で行われたリニアの特別委員会に出席しました。

山梨県の長崎知事が期成同盟会で、ボーリング調査で川勝知事が中止を求めていることについて触れ、期成同盟会のメンバーでこれを意見交換する場を設けたいと述べました。

これに対して川勝知事は、期成同盟会に入った価値があると、大いに賛同すると述べていました。

一方、特別委員会で委員からは「ボーリング調査を認めなければ話は進まない。静岡県の懸念は分かるが、やりすぎではないか」などと、川勝知事に厳しい言葉も投げかけられていました。

これに対し、川勝知事は励ましの言葉だと受け止めていると話していました。

取材の際に山梨県の長崎知事が川勝知事の隣で話を聞いていたのですが、少しあきれているような表情にも見えました。

今回の会議で一歩溝が深まったようにも感じました。リニアの解決の糸口が見えるのは先になりそうです。