静岡市清水区のまちづくりについて考えようと市民と難波市長との意見交換会が5月30日に開かれ、今後の災害対策や医療の提供体制について議論が交わされました。

「清水みなとのまちづくり懇談会」は地元の市民団体が開いたもので、30日は難波市長も参加し、清水が抱える課題について市民と意見交換をしました。市民からは2022年の台風の影響で大規模な断水が起きたことについて触れられ、再発防止の取り組みについて意見が出ました。

<市民>

「新しい取水口も検討しているそうだがすぐにできない。今ある取水口をとりあえず強化することが先だと思う」

<静岡市 難波喬司市長>

「予算が今ついてすぐにやれるわけではないんですね。どうやったら短期的に解決できるか。短期的にできないものは中期的に解決していく。それをこれから分析していきたい」

また、深刻な課題である医療提供体制の充実を求める声もあがりました。

<市民>

「桜ヶ丘病院に前市長はかなり力を入れていましたけれども、あれはあくまでも民間ですので、市立の清水病院を充実させるとか…」

<静岡市 難波喬司市長>

「緊急医療と普段の医療の問題は両方セットで考えていかなければいけないと思います」

難波市長は、今後も市民の声を聞くシステムを構築していきたいと話しました。