全国で相次ぐマイナンバーカードをめぐるトラブルについて、静岡県内で初めての報告です。浜松市は5月29日、「マイナポイント」の紐づけミスを3件確認したと発表しました。

全国で後を絶たないマイナンバーカードをめぐる誤登録トラブル。浜松市は29日、「マイナポイント」が他の人に付与される事案が2022年9月と11月に合わせて3件起きたと発表しました。県内でのマイナンバーカードのトラブルの報告は浜松市が初めてです。

今回のトラブルはいずれも浜松市の登録支援窓口での端末操作で、市民のAさん、もしくは支援員が申し込み作業を中断した後に、ログアウトをし忘れたまま、次にBさんが同じ端末を使い、ポイントの申し込みを行ったことで発生しました。

Bさんが自身の決済サービスをAさんのマイナンバーカードに登録してしまったということです。

<浜松市 市民生活課 増田晴美 戸籍・住基担当課長>

「市民のみなさまにご心配をおかけして、大変申し訳ありませんでした。再発防止策として、1人が終了するごとにログアウトし、すべてのウィンドウを閉じることを徹底しています」

浜松市によりますと、ポイント付与手続きができなくなったAさんへの対応として、委託事業者がポイント付与される最大2万円分の商品券を渡したということです。