延長10回に落球、ベース踏み忘れ…エンゼルス指揮官は擁護「彼らは最高の守備力を持っている」
大谷翔平が「3番・投手」で先発
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、本拠地マーリンズ戦に「3番・投手」で先発したが、8-5で敗れた。4-4の延長10回にチームは守備のミスを連発。失策で勝ち越しを許した後、併殺打から捕手がベースを踏み忘れた。一時はチェンジになったが、判定が覆る展開から土壇場で4失点。動画が公開された中、フィル・ネビン監督は「彼らは自軍で最高の守備力を持った選手たちだ」と語った。
延長10回にまさかのプレーが相次いだ。1死一、二塁から左翼のミッキー・モニアクが落球。明らかに追いついていたが、勝ち越しを許した。なおも1死満塁から投前のゴロを投手が本塁へ送球。マット・タイス捕手が一塁に転送し、併殺打で最少失点で切り抜けた。かと思いきや、両軍がベンチに戻った後に判定が覆る珍事。タイスがベースを踏み忘れており、試合が再開された。
直後に適時打を許し、最悪の展開。米メディアが守乱の動画を公開した。カリフォルニア地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」の試合後の番組では、会見の様子を放送。ネビン監督は10回の守備について「マイク（トラウト）とミッキーのコミュニケーションが……彼らに聞いてみないとわからない。彼らは球界で最高級の外野手だ。私たちは他にも負けにつながる多くのミスがあった」と話したという。
6勝目を目指した大谷は6回6安打2失点で10奪三振、打っては4打数無安打1盗塁だった。初回に悪送球があったが、指揮官は「オオタニは良かったと思う。彼は素晴らしかった。初回に送球が逸れてしまったのはらしくないことだった。ミッキーとマイクの左翼でのあれもそうだが、彼らは自軍で最高の守備力を持った選手たちだ。たまにはそういったことも起こる。しかし、彼はそこから立ち直り、非常に良い投球をした」と擁護した。
（THE ANSWER編集部）
