宇都宮市にある陸上自衛隊の北宇都宮駐屯地が開設から50周年を迎え、27日記念の行事が行われました。駐屯地に配備されているヘリコプター8機が見事な編隊飛行を披露し式典に華を添えます。

 北宇都宮駐屯地は1973年に宇都宮市の上横田町に開設され、今年(2023年)で50周年を迎えました。

 駐屯地にある航空学校では国の防衛や警備を行う陸上自衛隊のパイロットをこれまでに2100人輩出してきました。また、災害が発生した時にはヘリコプター隊が被災地に派遣され復旧支援にもあたっています。

 あいさつした北宇都宮駐屯地の古賀幹徳1等陸佐は安全保障環境が一層厳しさを増し、去年(2022年)12月に国から防衛力強化の方向性が示されたことを踏まえ「陸上自衛隊の航空拠点として日々鍛練していきたい」と述べました。

 そして、北宇都宮駐屯地の航空学校の学生たちが日ごろの訓練の成果を披露していました。

 記念行事に合わせて駐屯地が4年ぶりに一般に開放され、この日のために訪れた米軍機を見ようと多くの航空ファンなどでにぎわいました。

 また、「空飛ぶ戦車」とも呼ばれているスバル社製のヘリなども展示され訪れた人は間近で見学したり撮影するなどして楽しんでいました。