宇都宮市の佐藤栄一市長は26日の定例会見で、環境にやさしい行動やサービスを利用するとポイントがたまる、市独自の事業を7月から試験的に実施すると発表しました。

 この「みやエコ・アクション・ポイント」は、カーボンニュートラル実現に向け、市民一人一人の環境問題への関心を高め環境にやさしい行動を促す目的で実施します。環境省が進めているエコ・アクション・ポイントの仕組みを活用し全国共通のメニューに市独自のメニューを追加してさらに気軽に取り組めるようにするということです。

 ポイントをためるためには、アプリをダウンロードして会員登録する必要があり、市によりますとアプリを活用してエコ活動に特化したポイント事業は栃木県内で初めてということです。

 飲食店やスーパーなどの協力店で、地産食品の購入やマイバッグの使用などで、ポイントがたまり、ギフトカードや協力店の食事券などと交換できます。実施期間は9月30日までで同時に協力店も募集しています。

 また、市はこの日、DX実現に向けて外部の専門家を任用しました。任用されたのはNECマネージングディレクターで信州大学特任教授の井出昌浩さんなど4人で、人材の育成や業務のデジタル化に取り組むということです。さらに市は、ChatGPTなどの人口知能システムの活用についてデジタル政策課で試験的に利用しながら活用するかどうか任用した専門家と調査・研究していくことも明らかにしました。