「ベーシックなアイテムを大人っぽく着たい」「ワンパターンになりがちな手持ちの服をいつもとは違った感じで着こなしたい」「情報はたくさんあふれているけれど自分のスタイルが見つからない」とファッションや着こなしについて悩んでいる人もいるはず。

そこで、『大人パリジェンヌStories〜おしゃれと恋と日常と〜』など、パリジェンヌのおしゃれやライフスタイルをつづったイラストエッセイで知られる米澤よう子さんに、ユニクロのアイテムの着回しコーデを紹介していただきます。

何よりも自分らしさを大事にするパリジェンヌの着こなしを参考にすることで新しい発見やおしゃれのヒントが見つかるかも?

気が付けばワードローブが地味色ばかり!

日頃着る服は、目立たない主張しない色が着回せて便利。色に迷ったら地味色にすれば無難。買い物での色選びはいつしかパターン化され、ワードローブを開くと地味色がズラ〜リ! という経験はありませんか? かくいう私がそのタイプで、どうしてもおとなしめの色ばかり買ってしまいます。

安心ではあるものの、マンネリ感も否めず……地味色のスタイルでパリへ行ったとき、カラフルな派手色をまとうパリジェンヌが刺激となり参考になりました。

20人以上は目にしたでしょうか。派手色に目を奪われていると、すぐに(パリジェンヌの早歩きで)彼女たちの姿は遠くへ消え……と目撃を繰り返しているうちに、共通項が見出せました。派手色には必ず「地味色」を足していること。派手になりすぎない色合わせがあったのです。

一般的に、派手色によく合わせるのが、黒、グレー、白。これらは色味のない「無彩色」です。

合わせる地味色は派手色の同系色を

一方、パリジェンヌが合わせる地味色には、赤っぽかったり、青っぽかったり、くすんでいても必ず色味があります。

フランス語の「ニュアンス」がその意味を表しているよう。「色合い」の意味のほかに、「微妙な差異」の意味があります。そう、フランス人の好む、一見普通だけどちょっとの違いを感じる色合わせなのです!

また、合わせる地味色は、派手色の「同系色」という決まりも。パリジェンヌの色合わせのお手本はイラストの通り。無彩色の黒を合わせた場合と比較してみると……ニュアンスがありますよね?

これを覚えておけば、はっきりした派手色にも手が出せるし、有効に活用できるはず。

ピンクのワンピースと赤茶のカーデで派手すぎないコーデが完成!

今回は主役のワンピースにピンクを選びました。同じ赤系である、赤茶のカーデで派手すぎないコーデが可能に!

ふだんはもちろん、真夏になったらパリジェンヌのようにリゾートで派手をまとい、スカイブルーと緑や花etc…目に鮮やかな風景と色をリンクして楽しめるのだから、買って損はナシ!

服が決まったら、小物のチョイスへー。帽子、サングラス、サンダルはヴァカンスに向け、パリジェンヌがそろえる夏のアイテム。今年のモノは今年にヘビロテするのが彼女たち流。多くの日本人にとっては「ヴァカンス=長い休暇」が難しかったとしても、買い物を楽しみ、とことん着ることはできますね!

今回紹介したアイテム

リネンブレンドギャザーキャミソールワンピース 12 PINK/4,990円(税込・以下同)

シームレスハーフブラキャミソール 34 BROWN/2,290円

メッシュショートカーディガン(長袖) 34 BROWN/2,990円

UVカットブレイドハット 04 GRAY/2,990円

ウェリントンフォールディングサングラス 37 BROWN/1,990円