Operaといえばブラウザー!ではない最新のOperaが登場

ワイヤレスオーディオ製品を手がける「SOUNDPEATS(サウンドピーツ)」が左右独立型の完全ワイヤレスイヤホン「Opera05(オペラゼロファイブ)」および「Opera03(オペラゼロスリー)」をクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」でプロジェクト(https://www.makuake.com/project/soundpeats_opera/)を実施している。

3月24日から開始したプロジェクトは本日5月23日18時までとなっており、本日午前9時の段階での応援購入総額は、目標金額500,000円に対し約8814%の44,070,260円を達成している。

価格(金額はすべて税込)は、Opera05の単体が、一般販売予定価格で13,999円のところ「Makake限定価格!28%OFFで10,080円、イヤホンケース付きのセットで11,000円など。Opera03の単体が、一般販売予定価格で10,999円のところ「Makake限定価格!25%OFFで8,250円、イヤホンケース付きのセットで9,200円などをラインナップしており、それぞれの複数個やOpera05とOpera03のセットも用意されている。

そんなOpera05とOpera03をメーカーから提供いただいたので、パッケージや同梱品、外観に加え、特徴や使用感、アプリ操作など写真を交えながらレビューしていく。

■開封、同梱品をチェック


個装箱表面。左がOpera03、右がOpera05



個装箱底面。左がOpera03、右がOpera05



個装箱の上蓋を開けた状態。左がOpera05、右がOpera03



すべての内容物

しばらくの間、まったく同じものが2つ届いたと思ってしまうほど個装箱の大きさやデザインに違いが見受けられなかった。底面や側面の裏面もまったく同じで、表面下部に青い文字で記載されている「Opera03」「Opera05」が唯一の違いになっている。サイゼリヤの間違い探し級にムズい。

内容物もまったく同じで、イヤホンと充電ケースの他に、
・イヤーチップ×3ペア(S・M・Lサイズ。Mはイヤホンに装着済)
・USB-A to C 充電ケーブル
・取扱説明書
・アプリ説明書
を同梱している。

取扱説明書は全45ページの小さな冊子で、対応言語は
・English(英語)
・Deutsch(ドイツ語)
・Francais(フランス語)
・Espanol(スペイン語)
・Italiano(イタリア語)
・日本語
・中文
日本語ページは34ページから39ページに渡って「ペアリング」および「リセット」、「装着方法」、「製品図解」、「操作方法」、「Q&A」の6項目を解説している。

Opera05とOpera03とも、ページ数から内容まで差異がまったくない。少なくとも日本語ページの"間違い探し"は見つけ出すことはできなかった。個装箱と同じく、表紙の製品名の記載が唯一の差異となっているようだ。

■本体の操作や仕様をチェック


充電ケース背面。左がOpera05、右がOpera03



充電ケース正面(画像=左)と背面(画像=右)。上段がOpera05、下段がOpera03



充電ケースを手のひらに乗せたところ(充電ケース正面)

充電ケースの仕様もまったく同じだ。正直なんの違いもないが、実はカラーが若干異なっている。Opera05はややラメが入ったブラック、Opera03はラメのないガンメタルグレーというカラーバリエーションの違いがあった。しかし、このカラーの違いもしばらくの間まったく気付かず、気付いた時はサイゼリヤの間違い探しでたまたま見ていたところに違いがあった!ラッキー!という気分だった。いや、いくらなんでも一緒すぎる。


イヤホンを手のひらに乗せたところ。どちらかがOpera05でどちらかがOpera03



Opera05(画像=左)とOpera03(画像=右)

さて、イヤホン本体はどこが違うでしょうか?

ということで、筆者もじっくり見倒したがまったく気付かない。わずかにでも大きさや形状が異なれば充電ケースに入らないはずだと考え、それぞれ別の充電ケースにセットしたが、綺麗に収まるどころかエラーにもならず普通に充電ができた。つまり、大きさや形状もまったく同じ、充電端子も同じということだ。もはやなぜ2機種ラインアップしたのかが分からないほどだ。

イヤホンも唯一の外観上の違いは、カラーだ。この点についても、しばらくの間はまったく気付かなかった。"間違い"に気付いたのはスマートフォン(スマホ)のカメラでイヤホンを撮影している時に、ディスプレイに映るイヤホンの色が若干異なっているように見えたのがきっかけだ。

肉眼、特に室内で見ると本当に気付かないレベルだが、色付きのアクセント部分においてOpera05はイエローゴールド、Opera03はローズゴールドとなっている。よーーーく見ると、Opera05は金色で、Opera03は若干ピンクが入っていることに気付く。しかし、間違いを見つけてもあまりに誤差レベルなので、何回見比べても本当に間違いであっているかどうか自信が持ち切れない状態で、これはまさにサイゼリヤの間違い探しだ。

ちなみに黒い部分は充電ケースと同じく、Opera05がブラック、Opera03はガンメタルグレーとなっている。これも言われて初めて気付くレベルで、サイゼリヤの間違い探しに例えると9個め、10個めレベルだと言える。


イヤホン内側に貼られた絶縁テープ

新品状態だとイヤホンに青いテープが貼られており、これをすべて剥がして再度充電ケースに収納することで、イヤホンの充電ができる。

なお、外観以外のスペック的に異なる部分も1つだけで、搭載している「バランスド・アーマチュアドライバー」の数がOpera05は2基、Opera03は1基となっており、仕様上および価格面でOpera05が上位モデル、Opera03が下位モデルであることが分かる。とは言え、あまりにも差異が少なすぎるのは間違いない。

なお、Bluetoothの対応プロファイルはHSP、HFP、A2DP、AVRCP、対応コーデックはSBC、AAC、LDAC(エルダック)、IPX4の防水性能、12mmダイナミックドライバー搭載、アクティブノイズキャンセリング(ANC)と外音取込モードに対応、専用アプリやタッチ操作にも対応している。これらはOpera05、Opera03の共通仕様だ。

内蔵するバッテリーはイヤホンが40mAh、充電ケースが300mAhで、充電ケース併用の最大持続時間は約33時間。バッテリーの仕様についてもOpera05、Opera03の共通仕様となっている。

ここまでで、Opera05、Opera03の違いをおさらいすると、
・個装箱表面に青文字で記載されている機種名
・取扱説明書表紙に記載されている機種名
・本体および充電ケースのカラー(ブラック、ガンメタグレー)
・イヤホンのアクセント部分のカラー(イエローゴールド、ローズゴールド)
・バランスド・アーマチュアドライバーの内蔵数(2個、1個)
これらの仕様的違いで、価格が3,000円違うことをどう捉えるかで、どちらを選ぶかが決まりそうだ。

イヤホンの装着感は特に違和感を抱くこともなく、自然なフィット感だ。物理的な密閉感でノイズをキャンセルする「パッシブ効果」を得られる設計になっているため、しっかりと装着している場合とそうでない場合の音の違いはかなり大きい。

イヤホンの形状的に最初はどの角度で装着するのか迷うが、すぐに慣れることができるだろう。


Androidスマホ(シャオミのMIUI 12)のBluetooth設定画面。利用可能なデバイスの中からOpera03を選択している画面(画像=左)、ペアリング後の接続状態の画面(画像=右)

Androidスマホでは、まずBluetoothの設定に進み、利用可能なデバイスに表示される「SOUNDPEATS Opera05」もしくは「SOUNDPEATS Opera03」をタップしてペア設定をするだけだ。

スマホ側がLDACに対応していれば自動的にLDACで接続されるが、もしそうでなければSCBないしAACで接続さされる。LDACは、ペア設定した後に詳細設定からON/OFFの切り替え操作もできる。

ペアリングした機器と別の機器とペアリングする際はすでにペアリングしているすべての機器のBluetoothをオフにすることによってイヤホンがペアリングモードに移行する。

またイヤホンを充電ケースにセットした状態で充電ケースの上蓋を開け、充電ケース側面のマルチボタンを10秒間長押しするとリセットされ、イヤホンはペアリングモードに移行する。

■SoundPeatsアプリ


カスタマイズ画面(画像=左)、プリセット画面(画像=中央)、イコライザー(EQ)カスタマイズ画面(画像=右)

専用アプリ「SoundPeats」は、スマホにインストールした後アプリを起動し、メールアドレスとパスワードを設定してユーザー登録(アカウント作成)をする。ログイン情報があれば、別のスマホで「SoundPeats」アプリを使用する際もログインすれば問題なく利用できる。

イヤホンの種類は自動で認識されホーム画面に推移する。ホーム画面の左下にあるイコライザーアイコンをタップすると「カスタマイズ」画面が、その中のイコライザー(EQ)のプリセットの右矢印をタップすると、プリセットされている9種類のイコライザーを選択する画面に推移する。

一方、カスタマイズ画面のイコライザー(EQ)カスタマイズの右矢印をタップすると、上下に移動させることができて自分好みの音質に変更できる画面に推移する。

プリセットもイコラーザー(EQ)カスタマイズも音楽を再生しながら、それぞれの音質の違いが確認できる。


アダプティブイコラーザーの聴覚テスト前の画面(画像=左)、テスト中の画面(画像=中央)、テスト後の画面(画像=右)

Opera05、Opera03ともにアダプティブイコラーザーに対応している。これは、あらかじめ聴覚テストを実施して、自分の聴覚に最適な音を再生してくれる機能だ。聴覚テストは1分程度で、人によってはかなり聞き取りにくい場合もあるため、極力静かな室内で実施しよう。また、音声再生はストップしてから実施はもちろんだが、直前まで大音量で音声視聴するのは避けよう。

アダプティブイコラーザーは、耳にフィットした音質になるため、よほどの違和感がなければ設定しておくといいだろう。

音質に関しても、Opera05、Opera03は大して変わりがないだろうとは思っていたが、Opera03の方が低音強め、Opera05の方がバランス重視のように感じた。ただし、イコライザーの設定次第では、低音や高音の強調もできるため、結果的には自分の好みに合わせた音にできるだろう。

筆者としては、正直致命的に異なる点がないため、もし購入するならOpera03で十分だと感じたが、3,000円の差なら上位モデルを選択しておこうという人も少なくないだろう。

■専用ケース


専用ケースに充電ケースを収納した状態



ストラップがファスナーに取り付けられている

最後に周辺アクセサリーの「イヤホンケースカバー」を簡単に紹介しよう。Makuakeでも一般販売価格の25%OFFの960円でラインナップされている。

Opera05およびOpera03ともに、充電ケースのサイズが同じため、専用のイヤホンケースカバーもどちらにも対応している。ピッタリのサイズで、USBケーブルのような小物も収納できるポケットが内側に付いている。

リング付きストラップはファスナーに取り付けられているためファスナーの開け閉めにとても便利だ。ワイヤレスイヤホンの充電ケースはそのままで持ち歩くことが多く、カバンの中にしばらくいれておくだけで、結構な小傷が付いたりするため、この専用イヤホンケースカバーでセットで購入しておくことをすすめたい。

LDACに対応し、これだけの音質を実現し、さらに専用アプリでのカスタマイズができて、Opera05の単体が10,080円、同じくOpera03が8,250円で購入できるのはかなりお得だと言えるだろう。ワイヤレスイヤホンでハイレゾをまだ試したことがない人にもおすすめできる製品だ。

・"音が、輝きだす。イヤホン一筋13年のSOUNDPEATS旗艦モデル「Opera」




アプリ名:SoundPeats
価格:無料
カテゴリー:
開発者:
バージョン:
Android 要件:
Google Play Store:https://play.google.com/store/apps/details?hl=ja&id=com.thirtydays.headset&hl=ja&gl=US



アプリ名:SOUNDPEATS
価格:無料
カテゴリー:ユーティリティ
開発者:yong yang
バージョン:1.1.0
iTunes Store:https://itunes.apple.com/jp/app/id1591177550?mt=8





記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)


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