市川猿之助「死んで生まれ変わろうと」で深まる親子関係の謎…父は長く療養生活、母は息子溺愛

歌舞伎俳優の市川猿之助(47)に一体何があったのか──。東京・目黒区の自宅で猿之助と両親が倒れているのが見つかり、両親の死亡が確認。19日、遺体を司法解剖した結果、両親は向精神薬中毒で亡くなった疑いがあることが分かった。
「猿之助さんの自宅からは彼の本名で書かれた“遺書”が見つかっており、3人とも目立った外傷がなかったことから、警視庁は猿之助さんによる何らかの関与があった可能性もあるとみて捜査を進めています。ただ、自宅から睡眠導入剤などは見つかっておらず、服用した薬の種類などもこれから鑑定して調べる必要があります」(捜査事情通)
猿之助は意識がもうろうとした状態で病院に運ばれたが、命に別条はなくすでに退院したという。警視庁は両親が死亡したいきさつなどを猿之助から事情聴取。死亡した両親と「家族会議をした」などと説明したという。「死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」という趣旨の話をしていたとも報じられている。
ショッキングな出来事があった当日、「女性セブン」は猿之助が共演する役者たちにキスを強要する性加害疑惑を報じた。
その後、猿之助が両親と3人で暮らしており、第三者が関与した可能性が低いとみられることから、猿之助が性加害報道を悲観したことによる「一家心中」を示唆する報道が相次いだ。
■夫の看病に追われ
ただ、いずれも臆測の域を出ず、19日配信の「FRIDAYデジタル」は「以前は(家族3人で)一緒に住んでいましたが、最近は猿之助さんと両親は別々に暮らしていました」と報じている。どうもはっきりしないことが多いのだ。
「猿之助さんの父親の4代目市川段四郎さんは2013年の公演の最中に倒れ、それ以降は療養に努めていました。その夫を母親の延子さんが懸命に看病し、猿之助さんは延子さんを支えてきました。延子さんは溺愛と言っていいくらい息子を可愛がっていましたから、彼がそんな母親を手にかけるとはにわかに思えないのです。もしかしたら、女性セブンの報道を事前に知った延子さんが猿之助さんを呼び出し、詳しい話を聞くうちに息子の将来を悲観して……ということはあるかもしれません」(梨園に詳しい芸能関係者)
いずれにせよ、密室での出来事。猿之助の詳しい説明を待つしかなさそうだ。
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■厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
▽いのちの電話
0570-783-556(午前10時〜午後10時)
0120-783-556(午後4〜9時、毎月10日は午前8時〜翌日午前8時)
▽こころの健康相談統一ダイヤル
0570-064-556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる)
▽よりそいホットライン
0120-279-338(24時間対応)
0120-279-226(岩手、宮城、福島各県から、24時間対応)