PS5に迫るグラフィック性能。携帯型ゲーミングPC「ROG Ally」

日本での販売価格はまだわかりません。日本で販売してくれるかもわかりません。
モバイルノートPCよりも小さくてパワフルな、ゲーミングUMPC(Ultra Mobile PC)界に、ASUSが乗り込んできました。同社が新たに発表した「ROG Ally」は、 7インチのフルHDタッチパネルの左右にゲーム用コントローラがついたスタイル。
608gという軽さで、AAAタイトル(人気、売り上げともに優れているタイトル)も軽々と動かせるパワーを持ちます。
UMPCに最適なRyzen Z1 Extremeを搭載
特に注目したいのが上位モデル。AMDの最新世代CPU&GPUを組み合わせたプロセッサーであるRyzen Z1 Extremeを積んでいて、これがちょっと有能すぎでドキドキします。
このプロセッサー、TDP(CPUの発熱量と消費電力の目安)9-30Wの低消費電力型なのにCPU部はクロックを5.1GHzまでブーストできるし(クロック数が高い=動きが速い)、GPUは8.6TFLOPS(TFLOPS:処理速度をあらわす単位)の処理能力を実現しています。参考までに、PS4 Proの処理能力が4.2TFLOPS、PS5が10.3TFLOPS、RTX 2060が6.5TFLOPS、RTX 3060が12.8TFLOPSです。
ポケットに入るサイズとはいえないけど、デスクトップ用GPUのRTX 2060を超え、PS5に迫る勢いのグラフィック性能を持っているんですよ。
なお下位モデルで使われるRyzen Z1の処理能力は2.8TFLOPSこれでもSwitchの0.5TFLOPS よりは遥かに高性能です。

薄いけれどもグリップおよびトリガー部は大きく、ホールド性に優れたデザイン。汗で滑らないようなボディ加工もされており、ゲーミングマシンとして誠実に作られたことがうかがえます。

ACアダプタはUSB Type-C 65Wタイプ。この電力で賄えるゲーミングマシンというところもシビれますね。また外付けGPUのROG XG Mobileも使えます。
気になるお値段は、上位モデルが699ドル(約9万5000円)で下位モデルが599ドル(約8万1400円)。いずれもメモリ16GB、ストレージ512GBです。
うんー、やっぱり狙うなら上位モデルでしょう。
Source: ASUS
懐かしのPSPが帰ってきた!と思ったら、最新ゲーミングUMPCの「GPD WIN 4」じゃないですか