山口県長門市油谷の東後畑棚田(ひがしうしろばたたなだ)は「日本の棚田百選」にも選ばれた絶景ポイントです。棚田に水が入る5月中旬~6月上旬にかけては、田んぼの水面に映る景色がまるでステンドグラスのよう。日本海に沈む夕日、イカ釣り漁船の漁火も合わせて見ることができ、多くのカメラマンが訪れる撮影スポットとしても人気です。

写真:梅雨の晴れ間にはこんな鮮やかな夕映えも(撮影:yuki_the_daddy0220さん)

標高およそ350mの雨乞岳の中腹から油谷湾にいたる斜面に、等高線に沿うようにいくつもの棚田が重なっています。

水田に水が張られる5月中旬。晴れた日に展望所から湾を眺めると、陽の光をはじく棚田と山の緑と海と空の青とが一体となった爽快な景色が臨めます。

しかし、この時期の「東後畑棚田」の絶景はこれだけでは終わりません。

昼間の光眩しい緑と青の世界から、西に傾く夕陽を浴びて、刻々と趣を変えていきます。棚田のひとつひとつに西日が映り込み、それぞれが違う色合いを醸し出す様子は圧巻。そして少しずつ藍色の空の色に染まっていきます。

写真:幻想的な夕暮れ「夕日射す棚田」(撮影:小嶋 睦治さん)

さらに、辺りが薄闇につつまれる頃、沖合では何十隻ものイカ釣り船が漁をはじめます。雲のない初夏の夜、無数の星が棚田に輝き、漁船の灯す「漁火」が夜の棚田の輪郭を浮かび上がらせる幻想的な様子は初夏しか味わえない、まさに絶景です。

例年棚田の水張りは5月中旬~6月上旬頃、田植えは5月下旬頃からで稲が育つと水面の反射状況が変わってくるとのこと。

漁火が見られる目安は5月中旬~8月上旬頃で、9月以降は漁場が沖に移動していくため、漁火が遠くなっていくそうです。また、土曜日の夜や悪天候の日には漁に出ない方が多いため、漁火は少なくなるそう。写真を撮影する際の参考にしてみてくださいね。

写真:たそがれとともに漁火あらわれる「漁火」(撮影:堤 哲男さん)

この時期以外でも、青々とした稲が成長し穂を垂れる様や、刈り取り後の田と海の色のコントラストなど、四季を通して様々な表情を見ることができます。

写真:夏になり緑鮮やかに稲が育つ「棚田ブルースカイ」(撮影:藤波 恭一さん)

展望所には東屋とトイレが完備されていて、東屋の西側約200mのところに駐車場があります。一度は訪れてみたい初夏の絶景ですね。

写真:手作業で丹精込めて田んぼの世話をする人あっての美しさだ「日本は美しい!」(撮影:うえのゆりさん)

※この記事の写真はすべて、長門市の許諾を得て、長門市のフォトコンテスト入賞者の作品を使わせて頂いています。

(まとめ・文:えこぴ、情報確認:hotspring727 2023年5月)

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