岩手・雫石温泉郷「国見温泉石塚旅館」5月中旬から、わずか半年限定の営業!鮮やかな黄緑色の天然の湯
【冬季休業OPEN】岩手県と秋田県の県境、十和田八幡平国立公園の最南端にあたる駒ケ岳山麓の標高850mにあるのが「国見温泉石塚旅館」。
駒ケ岳の登山口でもあるこの宿は雪深い山の中にあたり、4月になっても残雪が多く、営業は1年のうち5月中旬からのわずか半年のみ。その半年の間にぜひ入りたいのが、日本でここだけともいわれる鮮やかな「黄緑色」の湯だ。

写真:鮮やかな黄緑色が珍しい国見温泉石塚旅館の湯。写真は混浴露天風呂
黄緑色の湯の原因は?
日によって蛍光色のようにも見えるという黄緑色の原因は、温泉の中にコロイド状に含まれる硫黄(黄色)と炭酸カルシウム(青)がレイリー散乱によって発色するのだろうと考えられている。総硫黄量は全国で4位と豊富。

写真:女性専用の露天風呂
南部の殿様の隠し湯と言われた秘湯で、珍しい湯をたっぷり堪能しよう
この珍しい湯は、岩に囲まれた露天風呂(混浴と女性専用)と温泉成分が固着した「千枚皿」のような文様の中にある内湯(男女各2)でたっぷり堪能できる。

写真:女性用のこぢんまりとした内湯
簡素な施設であるが、その分大自然とお湯を存分に堪能できる。
旅館部はトイレ付きの客室7室、トイレなし客室2室ある。
創業200年という歴史もあり、古くは南部の殿様の隠し湯と言われている。まさに秘湯である。

写真:木造りの湯治場の雰囲気が黄緑の湯の神秘を引き立たせる(内湯)
県道266号の冬期通行止が終わり、道路が開通したら入浴可能となる予定だが、それまでに修理が終わるかどうかがわからないため、営業開始日は公式ブログを確認して欲しいとのこと。
ちなみに、2023年の県道266号の開通は、5月5日(金)12:00の予定だ。

写真:七時雨山の清流からの岩魚など、地産地消にこだわった料理。駒ケ岳の湧水が料理の基本
(まとめ・文:おんせんニュース中の人、情報更新:hotspring727 2023年4月)
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