XFN-ASIAによると、カタール航空は3日、レバノン当局の許可を受けたとして、首都ベイルートに向かう直行便の運航を再開すると発表した。運航されるのはドーハ発の「QR422」便で、4日午後3時半(日本時間午後9時半)にベイルートに到着する予定。先月14日の停戦発効後、初の民間国際航空会社の運航再開となる。

  イスラエル軍は7月12日、レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラを攻撃するため、レバノン空域・海上を封鎖。国連は同措置の解除を求める決議を採択したものの、同軍は現在も封鎖を続けている。レバノンのムル国防相は2日、1週間前に行なわれたレバノンのピーターセン国連事務総長特別代表との会談で、封鎖が数日内に解除されるとの確約を得たことを明らかにした。

  封鎖が実施されて以降、ベイルートへの運航(ヨルダンの首都アンマン経由)を許可されていた民間航空会社はレバノンのミドル・イースト航空とロイヤルヨルダニアンの2社だけだった。【了】