フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は2023年3月30日、「フィッシング対策協議会　Council of Anti-Phishing Japan｜ニュース｜緊急情報｜関西電力をかたるフィッシング (2023/03/30)」において、関西電力を偽るフィッシングの報告を受けていると伝えた。

メールの件名としては、以下が確認されており注意が必要(下記以外の件名が使われている可能性もある)。

【関西電力】「はぴｅみる電」よりご利用料金のご請求です

確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。

https://●●●●.cn/jp

報告されている詳細内容は次のとおり。

未払金があるといった旨のメールが送られてくる。支払いが行われない場合にはサービスを停止すると説明されており、リンクのクリックを促している。リンクは一見すると正規のURLのように見えるが、実際にはフィッシング詐欺サイトへのリンクになっている。フィッシング詐欺サイトではアカウント情報の窃取、Vプリカ格好コードの窃取などが行われる

2023年3月30日の時点で、フィッシングサイトは稼働している

フィッシング対策協議会　Council of Anti-Phishing Japan｜ニュース｜緊急情報｜関西電力をかたるフィッシング (2023/03/30)

本件に関しては関西電力も「関西電力のメールアドレスに偽装した不審メールにご注意ください！│関西電力　個人のお客さま」において注意喚起を行っている。

フィッシング詐欺に使われているWebサイトは一見しただけで判別することが難しい。真偽の確認を行うには、メールやメッセージに含まれているリンクからたどるのではなく、公式アプリやWebブラウザに登録したブックマークなどからアクセスするなどの操作を行い、確認を行うことが望まれる。

フィッシング対策協議会は、フィッシングサイトやフィッシングメールを発見した際には同協議会まで報告してほしいと呼びかけている（参考「フィッシング対策協議会　Council of Anti-Phishing Japan | 報告」）。