「私だけが認められてのものではない」…PL殿堂入りにファーガソンが心境、同時受賞のヴェンゲルとの今も明かす

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マンチェスター・ユナイテッドが誇る名将、サー・アレックス・ファーガソン氏がプレミアリーグ殿堂入りにコメントした。

説明するまでもなく、26年半のユナイテッド在任期間で輝かしいキャリアを築いたファーガソン。タイトル数は実に38個で、プレミアリーグだけでも13個ものトロフィーを天高々と掲げた。

スター輩出でも一線を画すものがあり、デイビッド・ベッカムや、クリスティアーノ・ロナウドをはじめ、数えきれないほどの錚々たる名。人心掌握に長け、今も様々な逸話が語り継がれる。

そんなスコットランド生まれの名将は2013年夏にユナイテッドで勇退してから、かなりの時間が経つが、元アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏とともに監督として初の殿堂入りを果たした。

プレミアリーグのインタビューに応じたファーガソン氏は“盟友”ヴェンゲル氏との今を明かしながら、「プレミアリーグ殿堂入りを心から嬉しく思う」と喜びの心境を言葉にしている。

「このような名誉を受けるのはとても光栄なことだ。しかし、これは私といういち人間だけが認められてのものではない。マンチェスター・ユナイテッドでの仕事と長年にわたる絆が評価されてのものだ。それゆえ、クラブ、スタッフ、そして選手のことを誇りに思う」

「私の仕事はファンを幸せな気持ちで家路につかせることだった。ユナイテッドの歴史と私自身の期待感が自分の原動力となり、同じ期待感を持つ選手たちを育て、その期待に応えられるようにするのが責務だった」

「アーセンはアーセナルをファンタスティックに変貌させたわけだし、殿堂入りにふさわしいと思う。アーセナルは競争相手としてタフなチームとなり、我々2人は勝利を望み、それが我々をさらにやる気を駆り立てた」

「引退後は彼がよく知るスイスの小さなレストランに一緒に夕食を食べに行ったりしている。彼は本当に面白い人間で、一緒にいて楽しい。ワインを選ぶのはまだ私の仕事なのだがね!」