28日に開催された国際親善試合でドイツ代表と対戦したベルギー代表は3-2の勝利を収めた。

 試合開始早々の前半6分に試合を動かしたのはアウェーのベルギーだった。MFケビン・デ・ブライネのパスから左サイドを駆け上がったFWヤニック・カラスコがPA内まで持ち込むと、右足のシュートでネットを揺らしてスコアを1-0とした。

 さらに前半9分にはデ・ブライネのスルーパスから抜け出したFWロメル・ルカクがゴールを陥れ、一気にリードを2点差に広げた。同44分にFWニクラス・フュルクルクのPKで1点差に詰め寄られながらも、後半33分にはMFレアンドロ・トロサールのラストパスをデ・ブライネが蹴り込んで再びリードは2点差に。

 その後、ベルギーに追加点こそ生まれなかったものの、ドイツの反撃を後半42分のMFセルジュ・ニャブリの1点に抑えて3-2の勝利を収めた。

 ドイツ誌『キッカー』によると、ベルギーのドイツ戦白星は1954年以来、歴史的な勝利となったようだ。ドイツのハンス・フリック監督は「我々はあまりにも受け身で、相手にプレッシャーを与えることができなかった」と振り返っている。