コンテンポラリー ライフスタイル ビークル(画像: 日産自動車の発表資料より)

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 日産自動車は24日、「食べる」、「寝る」、「遊ぶ」という3つのライフスタイルを快適に実現するため、およそ約30個の仕掛けを詰め込んだコンセプト車「コンテンポラリー ライフスタイル ビークル」を公開した。日産グローバル本社ギャラリーで展示されており、日産公式YouTubeでは特別映像が公開されている。

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■コンテンポラリー ライフスタイル ビークル 概要

 コンテンポラリー ライフスタイル ビークルは、セダンで3つのライフスタイルという、これまでのSUVやミニバンで行われてきたことを違う目線で実現するコンセプト車。

 この「食べる」「寝る」「遊ぶ」(くうねるあそぶ)は、30年以上前に販売されたセダン「セフィーロ」のキャッチコピーだった。今回はそれを、AIも参加し、さらに快適に過ごせるよう現代的な解釈として復活させたことになる。

 ベース車両は日産を代表するプレミアムセダンの「スカイライン」。今あるものを変えずに観察を行い、新たな思想や創意工夫を連続で生み出すプリコラージュの概念に基づいて製作された。

■装備

 動画ではサイドミラーカバーを開けると、そこにゴミ箱があるところから始まる。運転席周りでは、サイドテーブルが展開され、スマートフォンやタブレットを置けるステアリングホルダーが現れる。日よけに使うサンバイザーは取り外してステアリングにつけるとテーブルになり、センターディスプレイも脱着式ディスプレイとして活躍する。

 ステアリングには、これっきりワンボタンと呼ばれるボタンを持つ。自動リクライニングシートや折りたたみフットレストを利用でき、ドアパネルにはブランケット収納も装備するなど、ベッドスペースに早変わりも可能だ。後席からトランクまでがフルフラットとすることもできる。

 AIセンシングカメラやAIアシスタントのSORAも搭載されており、スマートフォンへの通知も可能。約30個もある仕掛けは、公式YouTubeで確認できる。

 今回のコンテンポラリー ビークル コンセプトはプリコラージュに基づいて製作された第1弾となる。今後さらに同じ概念に沿った車両を公開する予定という。