女子テニス協会、ウクライナ勢の会合要請を無視か 選手が主張

【AFP=時事】ウクライナ出身の女子テニス選手マルタ・コスチューク(Marta Kostyuk)は23日、女子テニス協会(WTA)が同国選手の会合の要請を無視していると語った。
世界ランキング38位のコスチュークはこの日、マイアミ・オープン(Miami Open 2023)2回戦でロシア出身のアナスタシア・ポタポワ(Anastasia Potapova)に敗戦し、握手をせずにコートを後にした。
先日には同胞のレシヤ・ツレンコ(Lesia Tsurenko)も、ウクライナ選手はWTA側に会合を求めていると明かしていたが、コスチュークは今のところ要請は無視されていると主張し、自身を含むウクライナ選手はフラストレーションを感じていると訴えた。
コスチュークは「何の返答もない。沈黙しかない」と話しつつ、選手側が話し合いたい問題については言及を避けた。AFPもWTAにコメントを求めたが、すぐに返答はなかった。
女子テニス界では最近、ベラルーシ出身のアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)がツアーの控室で経験がないほどの「憎しみ」を向けられていると明かすなど、ウクライナ侵攻をめぐって選手間の緊張が高まっている。
【翻訳編集】AFPBB News
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