ハリウッド版『スーパーマリオブラザーズ』で、ピーチ姫の役割が原作と違う理由
任天堂が手がけ、日本発のゲームシリーズとして世界中から愛される『スーパーマリオブラザーズ』。2023年4月には、ハリウッドでアニメーション化された新作映画の公開が控え、期待が高まっています。
そこで本記事では、現在分かっている情報の中から、映画版で起用されたキャラクターの役割設定やピーチ姫の描き方の変化についてお届け。
※本記事は、『スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の一部ネタバレを含みます
『スーパーマリオブラザーズ』の歴代ゲームシリーズでは、「クッパにさらわれたピーチ姫をマリオが救いにいくというのがストーリーのベースとなっています。一方で、ハリウッド版『スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の中でのピーチ姫は、「“救いを待つ乙女”」としては描かれないことが明らかに。
実は、今回の映画でクッパにさらわれるのは、マリオの双子の弟ルイージ。本作を手掛けたアーロン・ホーバス監督は、映画版におけるキャラクターの役割について説明しました。
「今回、マリオの冒険の目的は、クッパの魔の手から弟を救うこと。(ゲームシリーズにおける)ピーチ姫の役割をルイージが担っています。神経質で心配性なキャラクターとして知られるルイージが、クッパによって拘束されるという最悪の窮地に立たされるんです」
また、ピーチ姫はキノコ大国の心強いリーダーとして描かれます。
「(今作を作るにあたり)大切な人々を守るには、人がどう強くあるべきかを考えました。これが、今作におけるピーチ姫の在り方に繋がったんです」
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クリス・プラットがマリオの声を務めるなど、トップスターたちの起用に注目が集まるなか、ピーチ姫にはドラマ『クイーンズ・ギャンビット』などで知られ、最近では話題作に引っ張りだこの女優アニャ・テイラー=ジョイが抜擢。
「スーパーマリオ」フランチャイズと役柄を理解するために実際にゲームを楽しんだと語り、2022年のハロウィーンパーティでピーチ姫のコスチュームを着た姿も目撃されています。
映画『スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、日本では4月28日に公開予定。
※この翻訳は抄訳です。Translation: ARIDIGITAL SPY