「袴田事件」をめぐる検察による特別抗告の期限が3月20日に迫る中、浜松市では3月19日、支援者たちが袴田巖さんを応援する会を開き、1日も早い再審開始を求めて声を挙げました。

袴田巖さんの姉ひで子さん「頑張って頑張って、頑張って来たんです私は。57年という歳月が知らない間に過ぎました。この辺で一区切りつけてもらいたいと思っていましたが(本当に)一区切りがつくのかなと思っています」

いわゆる「袴田事件」をめぐっては、東京高裁が3月13日に再審=裁判のやり直しの決定を示していて、検察はこれを不服とし特別抗告を検討しています。

袴田さんの支援者が3月19日、浜松市で開いた応援会にはおよそ160人が駆け付け、支援者たちは検察による特別抗告はさせないとして1日も早い再審開始を訴えました。検察が特別抗告をすると最高裁での審理が続き長期化することになります。