3月17日、人気YouTuberのヒカルが、自身が率いてきたYouTuberグループ「Next Stage(ネクステ)」の解散を発表した。

 解散理由については「正直1つや2つというレベルではない」と明かしつつ、「いちばんの理由をあげるとするなら熱量の差。話を重ねて、活動していくなかで、熱量がどうしても合わない。足並みが揃わない」と語った。

「仲が悪くなったわけでもない。このネクステにかけた時間を別のほうにかけるっていう意味でも、ポジティブに捉えている部分は正直強い。ただ、悲しい、寂しい、悔しい、申し訳ない気持ちっていうのはぶっちゃけめちゃくちゃあります」とも説明。「僕に力がなかった。そこに尽きるのかなと思います」と悔しさをにじませた。

 ネクステ解散だけではない。ここ数カ月のヒカルのYouTube活動は、不調が続いている。2022年12月、本誌取材に対し、YouTube業界関係者はこう語っている。

「12月1日から公開した『下剋上』という企画が大コケしたんです。制作費1億円という謳い文句で、多額の借金を抱えた志願者たちが1000万円の賞金をかけたさまざまなゲームに挑戦する内容ですが、全6話で平均再生回数はわずか89万回でした。広告収入を高めに見積もって1再生あたり0.6円で計算しても、1話の収入はわずか53万円。到底制作費を回収することはできません」

 起死回生のため、2022年12月10日に「バトルミリオネア」という新企画をスタートしたが、朝倉未来がプロデューサーを務めるアマチュア総合格闘技大会「Breaking Down」の丸パクリだと批判が殺到。大会自体は12月25日に開催されたが、「滑ってる」などと酷評する声も少なくなかった。

 立て続けに企画がコケた結果、登録者数も芳しくない数字を見せている。

「チャンネル開設当初から怒涛の勢いで登録者数を増やしてきたヒカルさんですが、ここ最近は勢いが完全に落ちています。2022年12月時点では490万人を超えていたのですが、現時点では485万人と微減しました。ここ1カ月は、登録者数の増減もなく無風状態。動画は精力的に出しているのに、登録者数の伸びにつながっていません。

『100万再生以下はオワコン』と発言したこともあるヒカルさんですが、ここ1週間で出した動画7本のうち、100万再生を超えたのは2本のみ。SNS上では、ヒカルさんもついに “オワコン” かと囁かれています」(週刊誌記者)

 実際、Twitterには、

《ヒカルがオワコンになったのって、視聴者がどう思うか考えるのを辞めたからだろうな》

《昔ずっとヒカル見てたけどもうオワコンだからネクステ解散とか、え?まだあったの?ってレベル》

 といった声が見られる。

 次々と新しい手を打ち、話題を集めてきたヒカルだが、明らかに失速している。今後、再び勢いを取り戻せるのか、正念場は続きそうだ。