存在感が凄い…! ド派手「ギラ内装」のトヨタ「クラウン」を発見! 後席座れない? 改造費800万円「マジェスタ」の特徴は?

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赤を基調に、電飾やスピーカーを「これでもか!」と詰め込んだインテリアが凄い!

 2023年3月11・12日に行われたカーイベント「名古屋オートフェスティバル2023」には、さまざまなカスタムカーが出展されました。
 
 そんな中でも人目を引いたのが、2000年式のトヨタ「クラウンマジェスタ」を改造したカスタムカーです。見た目もさることながら、注目したいのはそのインテリアでした。

これがクラウンマジェスタの後席? もはや座れない…! ド派手改造が凄かった!

 クラウンマジェスタは、トヨタの高級セダン「クラウン」をベースに開発した上級モデルで、クラウンロイヤルとセルシオの間に位置し、セルシオよりもパーソナル性を強調していたのが特徴です。なお1991年に初登場してから27年間、2018年まで全6世代のモデルが作られました。

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 今回のカスタムカーのベースになったのは、2000年式のクラウンマジェスタ。

 3代目となるこのモデルは、縦格子基調のグリルや、左右に分割されたリアコンビネーションランプなど、マジェスタのデザインアイデンティティを継承しています。

 エンジンラインナップは、ロイヤル/アスリート系と異なっており、3リッターのV型8気筒(280馬力)と直列6気筒(220馬力)の2種類となり、組み合わされるミッションはFRが5速AT、4WDが4速ATの設定です。

 駆動方式は基本的にFRですが、V型8気筒エンジン搭載車にのみI-Fourシステムを採用するフルタイム4WDが用意されました。

 サスペンションは前後ともにダブルウイッシュボーンを採用していますが一部仕様にはエアサスペンションが採用されているほか、安全機構ではデュアルエアバッグ、プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルト、VSC、ブレーキアシスト、EBD付きABSなどが全車標準装備となっています。

 そんな特徴を持つ、クラウンマジェスタは、フロントバンパーやフェンダー、メッシュグリル、ダクト付きボンネットなどを装着ことでワイド感が増し、足元はローダウン&ブロンズのホイールを装着することで引き締めた印象を与えています。

 存在感のあるクラウンマジェスタについて、オーナー・おのーたぬきさんは次のように話しています。

「今回のカスタムカーは10年掛けて改造を行いました。

 ただ初めから『このようなクルマにしよう!』と思って作った訳ではなく、どちらかと言うとインスピレーションの赴くままに作りました。

 イベントに参加する内、『周りの改造具合に負けたくない!』と刺激を受けた部分も大きかったです」

 さらにエクステリア以上に存在感を際立たせているのが、インテリアの派手さ加減です。

 インテリアカラーは、主に赤色で統一。また後部座席には、鮮やかな電飾や大型のスピーカーなどが追加された上、和風デザインのオブジェクトなどが置かれています。

「特に内装とオーディオ関係には力を入れています。音にもこだわっており、スピーカ−やオーディオなどはできるだけロックフォード社の物で揃えています」(おのーたぬきさん)

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 おのーたぬきさんの言葉通り、会場では同車からは迫力のある重低音の音楽が何度も流れていました。

 ド派手な改造の施されたクラウンマジェスタ。

 カスタムにかかった総額は、700万から800万円とのこと。素晴らしい情熱をかけたこのモデルは、イベントの「最優秀総大将」に選ばれていました。