山崎夕貴アナ

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「神田愛花さんが大ブレイク中です」──民放キー局の関係者が言う。神田アナは1980年5月生まれの42歳。2003年にNHKに入局し、12年にフリー。18年4月にお笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀(50)と結婚したことも記憶に新しい。

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 改めて神田アナがレギュラー出演している番組を見てみると、確かに「大ブレイク中」と言える。

 真っ先に挙げるべきは「ぽかぽか」(フジテレビ系列・平日・11:45)だろう。帯番組のMCという大任を務めている。さらに「スッキリ」(日本テレビ系列・平日・8:00)では、“隔週月曜コメンテーター”として出演を続けている。

山崎夕貴アナ

 デイリー新潮は昨年10月4日、「神田愛花、来年1月開始『ぽかぽか』MCを不安視する声 2週に1回“魔の月曜日”が待っている」の記事を配信した。

 2週に1回とはいえ、日テレのある汐留からフジテレビのお台場に移動して生放送を掛け持ちする。それがどれだけ大変かを紹介した記事だった。担当記者が言う。

「もう1本、福岡ローカルの情報番組『土曜の夜は!おとななテレビ』(TVQ九州放送・土曜・18:30)でもMCを務めています。神田さんはNHKに入局して最初の赴任地が福岡放送局でした。地元の視聴者は今も印象に残っており、それを見込んだキャスティングだったと考えられます」

 さらにミツカンの「〆まで美味しい鍋つゆ」のCMにも出演し、今や所属するセント・フォースで「屈指の稼ぎ頭」と評判になっているのも頷ける話だ。

ポスト神田アナ

 前出の関係者は「神田さんがブレイクしたのは、昨年6月にフジテレビ系列で放送された『IPPON女子グランプリ』が評判になったからです」と言う。

「2009年から不定期で放送されている大喜利番組『IPPONグランプリ』の女性版で、他の出演者は女性芸人ばかりでした。そんな中、神田さんは奇想天外な回答を連発。視聴者を爆笑させたのです。これで神田さんはタレントとしての才能を開花させ、キー局が制作するバラエティ番組から引っ張りだことなりました」

 バラエティ番組のスタッフが「今、自分たちの番組に女性アナウンサーをゲストで呼びたい」と考えた場合、高橋真麻アナ(41)、田中みな実アナ(36)、鷲見玲奈アナ(32)、そして神田アナの名前が挙がるという。

 しばらくは神田アナの人気も盤石のようだが、テレビ業界は目端が利く人間が多い。関係者は早くも“ポスト神田”を探しているという。

「バラエティ番組での活躍が期待できる女性アナウンサーとして注目されつつあるのが、フジテレビの山崎夕貴アナ(35)です。2018年にお笑いタレント・おばたのお兄さん(34)と結婚したことでも話題となりました。山崎アナが持つポテンシャルは、神田アナに劣らないと評判なのです」(同・関係者)

山崎アナの武器

 山崎アナは2月から「Mr.サンデー」(日曜・22:00)でアシスタントキャスターを務めている。宮根誠司アナ(59)がメインMCの人気番組であり、視聴者の注目度が高いことは言うまでもない。

 ただし、お笑いファンなら「人志松本の酒のツマミになる話」(金曜・21:58)の軽妙なナレーションのほうに強い関心を持つのではないか。果敢にウケを狙うなど、お笑い向きのセンスが伝わってくる。

「基本は天然系のキャラなのですが、必要に応じてプロの芸人にもボケやツッコミをこなします。おまけに共演者からイジられても、なぜか空気が和むのです。これは簡単にできることではなく、得難い才能だと思います。局アナとしての教育や実績も充分なので、地雷を踏まないトークはお手の物。MCのフォローも慣れています。バラエティ番組向きの才能で光っていると評しても過大評価ではないでしょう」(同・関係者)

 もしフリーアナに転進すれば、バラエティ番組から出演依頼が殺到するのは間違いないという。

「ただし最初に起きることは、『とりあえず1回、お試しで呼んでみよう』という話題性を重視した出演依頼の殺到でしょう。その後も安定して出演を継続し、ブレイクできる保証はありません。その一方で、山崎アナは特別な“武器”があり、だからこそフリーアナとしても人気者になると期待されているのです。彼女の持つ“武器”とは、おばたのお兄さんが夫であり、彼は最近、大ブレイクを果たしたということです」(同・関係者)

夫婦の決断は?

 ピン芸人の夫がブレイクを果たせば、アナウンサーの妻がフリーに転身しても将来は安泰だという。なぜなのか、まずは“原点”に還ってみよう。

 2人の結婚が報じられた時、おばたのお兄さんは今のように知名度の高い芸人ではなかった。一部の芸能メディアは「格差婚」と評したほどだ。

「ところが、おばたのお兄さんは小栗旬さん(40)のモノマネで注目を集め、SNSで次々とモノマネ芸を披露してブレイクしました。さらに“運動神経いい芸人”としても地上波のバラエティ番組に呼ばれるようになったのです。TBSの『オールスター感謝祭』で行われる赤坂5丁目ミニマラソンでの快走や、『全日本マスターズスキー選手権』で銅メダルを取るほどの腕前に驚いた視聴者も多いでしょう」(同・関係者)

 山崎アナは現時点でも「芸人を夫に持つ局アナ」という希少価値が認められている。似た夫婦は他に数例しかない。

 もし山崎アナがフリーに転身し、おばたのお兄さんもピン芸人として大成した場合、「夫は人気芸人であり、妻もお笑いのセンスが豊かなフリーアナ」と視聴者が認める可能性が出てくる。夫婦としての希少価値はますます上昇するわけだ。

「夫婦そろってバラエティ番組で共演することができるわけですから、スタッフは面白い企画を何本も立案することができます。おばたのお兄さんが今より売れれば売れるほど、『山崎さんも思い切ってフジを辞めてほしい』と願う関係者も増えるでしょう。とはいえ、山崎アナは『Mr.サンデー』のサブMCを務めています。今すぐフリーに転身する可能性は低いはずです。少なくとも、今後1年は絶対に会社を辞められないと思います」(同・関係者)

デイリー新潮編集部