Anker初の3Dプリンターはスピード、精度、造形サイズを考えるとコスパ高し！

2023年3月9日 22時0分

個人でも扱いやすいコンパクトなタイプも少しずつ登場してきた3Dプリンター。まだまだ業務用途が中心ではありますが、チャレンジ精神旺盛なDIY愛好者なら、すでに触ったことがある人もいるかもしれません。

「家庭用の簡易なモノでは物足りない」「もっと精度やスピードを求めたい」というこだわり志向なら、この春デビューする「AnkerMake M5」（9万9990円）に注目。Anker（アンカー）が作った家庭用3Dプリンターで、0.1mm単位で調整できる精度の高さとプリント速度のスピーディさが早くも話題を集めています。

AnkerMakeとは、高品質なモバイルバッテリーや充電器でおなじみのトップブランド・Ankerが今春より新たに展開する、クリエイター向けハードウエアのサブブランド。第1弾として登場するのは、今までにないスピードと高精度を実現したコンパクトサイズの3Dプリンターです。

本体サイズは50.2×43.8×47mm。プリント方式はFDM（熱溶解席積層法）で、フィラメントは1.75mm PLA、TPU、ABS、PETGに対応。235×235×250mmまでのプリントに対応しています。

話題を集めそうなのは、なんといってもプリント速度の高速化。強力モーターとダブルベルトを組み合わせた同社独自の“PowerBoostテクノロジー”が、従来の同クラス製品比でおよそ75％ものプリント速度短縮を実現。最大加速時で250mm／秒という速さは、一般的な家庭用3Dプリンターの約5倍に相当するというから驚きです。

また、49ものポイント計測から高度なアルゴリズムによって垂直マッピングを行う“オートレベリング機能”を搭載。高速プリントでも0.1mm単位という高い精度をキープできるのは、完成度の高いモノづくりにこだわる人にとって、かなり嬉しいはず。

ちょっと面白いのが、本体に1080pのAIカメラを搭載していること。専用アプリを介してプリント過程をリアルタイムでモニターすることもできるし、タイムラプス動画として記録を残しておくことも可能。プリンタのズレやエラーを検知するとアプリが知らせてくれるから、材料のフィラメントをムダに消費しなくて済むのも助かります。