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 8日より、漫画『ちいかわ』と東海道新幹線の初コラボレーション企画が始まった。漫画に登場した食べ物を連想させるメニューが詰まった『ちいかわ駅弁』と、限定イラストの各種グッズが販売される。

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 『ちいかわ』は、人気イラストレーター・ナガノ氏が描くツイッター発の人気漫画。昨年4月から『めざましテレビ』(フジテレビ系)内でアニメの放送も始まり、ますます人気が高まっている。アニメ放送の前から絶大な支持があり多数のコラボグッズも販売、『日経トレンディ』(日経BP)が発表した「2022年ヒット商品ベスト30」では2位にランクインした。

 ちいかわ駅弁は同日、JR東京駅、JR名古屋駅、JR新大阪駅の東海道新幹線改札内の指定店舗で個数限定の販売だが、開店時の混雑を見越して前日7日、当日の駅弁販売券と入店整理券の配布をJR東海パッセンジャーズの公式Twitterアカウントで発表。前日の時点で整理券にはファンが殺到するものと予測された。東京駅での整理券配布は4:45〜6:00、東京住まいでも始発では間に合わない時間からの配布開始とされていた。「前日からの徹夜、深夜からの待機はご遠慮ください」と事前に注意があったが、東京駅近辺でホテル宿泊、タクシー移動などで早朝からファンが駆け付け、4時台にはすでに200人近くのファンが並んでいたという。

 これに同社は整理券配布を前倒し、4:35より配布を開始した。販売店などを係員が説明しながらの配布となったため時間がかかっていたが、6時過ぎには1人1個制限の駅弁販売券の配布が終了、入店整理券については配布を続けたが、6時半頃の時点で14時前後入店指定の整理券となっていた。東京駅では15:00まで入店制限としており、それ以降は自由入店としているが、これも混雑が予想される。グッズには制限があり入店しても購入できない可能性があるが、同日10時よりネット販売も予定、品切れの場合は全種類追加生産の予定も発表されている。

 東京駅以外でも徹夜組が出ていたというSNS投稿もあり、ルール違反の指摘もされているちいかわコラボ初日。混乱の末一旦販売中止となった、2014年の東京駅100周辺記念スイカ発売の騒動が思い出されるが、大きな混乱とはならなかったようだ。とはいえ、駅構内に入れない時間から列ができ、帰りの客待ちのタクシーが注意を受けるなど、異例の事態となっていた東京駅。同駅弁は14日まで同様の限定個数での販売となり、混乱は連日続きそうだ。