【追悼・笑福亭笑瓶さん】 「ええやつですよ」「ぽっくり逝きすぎよね」 鶴瓶、山田邦子たちが惜しんだ人柄

悲しくも豪華な葬儀に
2月26日、落語家でタレントの笑福亭笑瓶さん(享年66)の通夜が東京・築地本願寺で執り行われた。師匠である笑福亭鶴瓶(71)の他、松本明子、松村邦洋、西川きよし、今田耕司、せんだみつおなど芸能界の著名人が多数弔問した。
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志村けんさんなど有名人の訃報があったとしても、大規模な葬儀は自粛されてきた昨今。約400人の芸能人・関係者が参列したこの日は、コロナ禍以来、久々に悲しくも豪華な葬儀となった。
1956年生まれ、大阪育ちの笑瓶さんは、鶴瓶に師事し、タレント活動を開始。「突然ガバチョ!」「鶴ちゃんのプッツン5」などで人気を博し、「噂の!東京マガジン」でレギュラーを長年務めたが、2月22日、急性大動脈解離のため逝去した。

「師弟関係というより、友達」
彼の東京進出をサポートした山田邦子(62)は、涙ながらにこう語る。
「ぽっくり逝きたいと言っていて、本当にその通りになったけど、ちょっとぽっくり逝きすぎよね。(略)残念ですごく悲しいですけど、天国行け、天国行けと言っておきました」
鶴瓶は、初めての弟子だった笑瓶さんをこう振り返る。
「師弟関係というより、友達みたいですから。ええやつですよ。すてきなやつでした。師匠が褒めるのはおかしいですけど」
笑瓶さんのトレードマークである朗らかな笑顔とは裏腹に、会場は深い悲しみに包まれた。
「週刊新潮」2022年3月9日号 掲載