寒い日に上着を着るのダメ?「校則」で決められたルールの是非
寒い日が続いていますが、中学生や高校生の通学中の「防寒のための上着」についての「校則」がSNSなどで話題になっているんです。校則は学校にもよりますが、みなさんどう思っているのでしょうか?
最低気温0.3℃を観測した10日の広島県三次市。雪が降る中登校している中学生は、それぞれ自由にコートなどを着て登校していました。
中学生
「ちょっと暖かくしておかないと寒い。」
三次市教育委員会によりますと、三次市内の公立学校では一部、華美なものを禁止する校則があるもののコートやマフラーなど着用禁止の校則はないということです。
一方、広島市では、10日朝の中区の最低気温は2.4℃。まだまだ厚手の上着は手放せないといったところですが…。
学ラン姿の学生も。一方、コートを着ている生徒の姿も見えます。みなさんはどう考えているのでしょうか。
女子高校生
「(コート禁止などの校則は)特になくてけっこう緩い方だと思います。健康とか風邪ひいちゃったらそれこそ学校にも行けなくなって悪循環かなって。」
20代女性
「高校の時に学校指定のコートがあったんでそのコートを着てました。(指定のない高校では)こういうアウター着てる子も中にはいたんで着ないと寒いのかなと思います。」
20代男性
「(高校時代は)ブレザー着て、上は羽織ってる人いなかった校則もそもそもそういうのダメだったんで。こっそり内側に体操服とか着込んでそれでなんとか暖をとった。」
2023年1月には今シーズン最強と言われた寒波が雪を降らせるなど、厳しい寒さが続く広島市。
広島市教育委員会によりますと「防寒具についての統一したルール」は設けておらず、各学校にまかせているといいます。
だいたいの傾向を聞いてみると、小学校については「原則自由」なものの、中学校や高校では「体調や天候に応じて事前申請が必要な学校」もあるということす。
なぜ完全自由にできないのか。教育委員会の担当者によりますと学校にもよりますが「置き場所がなかったり派手なものを着てきてしまう。」といったことが要因ではないかということです。
時代に合わない校則が話題となる昨今。生徒の声を聴きさまざまな対応をとることが求められそうです。
50代女性
「ちょっと昭和とかありそうな話ではありますけど、ちょっと時代的に考えていきべきかなっていうのもいまはいろんなことも自由になってますしね。」