迫力アリすぎ!? ド派手な「鬼タクシー」爆誕! 電話すると鬼がやってくる? 京都に現る謎の鬼仕様とは

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街で1台の激レアタクシー「鬼タク 特別仕様車」

 2023年2月7日、京都府福知山市は、鬼伝説が残る大江山の麓・大江地域にて、日産のEV「リーフ」をベースとした特別仕様タクシー「鬼タク 特別仕様車」の運行を開始したと発表しました。

 おぞましい“鬼”のデザインが施された「鬼タク 特別仕様車」は、唯一無二の存在のようです。

鬼の日に運行が開始された「鬼タク 特別仕様車」

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 戦国武将の明智光秀が福知山城やまちの礎を築いた京都府福知山市は、府北部に位置し、光秀公を「神」として祀る御霊神社や一級河川の由良川、平安時代のヒーロー・源頼光と最強の鬼・酒呑童子の鬼退治伝説の舞台である「鬼の聖地」大江山など、豊かな歴史や文化が今も多く残っています。

 そんな福知山市に誕生した「鬼タク 特別仕様車」は、鬼伝説が残る大江山の麓・大江地域で、運行される日産のEV「リーフ」をベースとした特別仕様タクシー

 その外装には、ウルトラマン・ウルトラ怪獣の生みの親として知られる成田亨(なりた とおる)氏(1929-2002)の迫力ある鬼の絵をラッピングしています。

 この鬼の絵には、大江山の鬼伝説に惹かれた成田氏により制作された20点に及ぶ鬼の絵画から、最強の鬼の頭領「酒呑童子」と副将「茨木童子」、酒呑童子四天王の一角「星熊童子」が選ばれ、採用されています。

「鬼タク」の運行開始は、鬼にちなんだ2月2日《鬼鬼の日【02=オニ】》からスタート。

 同日、大江駅鬼瓦公園にて、地元の園児と世界鬼学会の会長・八木透さんを招いてお披露目会を行ったほか、大江山の麓にある「日本の鬼の交流博物館」まで記念運行を行いました。

 このクルマは今後、大江地域の住民主体の送迎サービス「鬼タク」の特別仕様車として、大江地域の住民と観光客が利用できます。

 地域住民の場合は、大江地域に在住し会員登録したユーザーが利用可能とのこと。

 予約方法は、専用ダイヤルに電話をすることで可能です。

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 福知山市は、光秀が主人公のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」をきっかけに「明智光秀のまち」として注目を集めるほか、アニメ作品を契機とした鬼ブームの影響で「鬼のまち」としても注目を集めているようです。

 そんな街で運行される「鬼タク 特別仕様車」は、街で1台しかない激レア車と報じられており、見つけることができるのは幸運な事かもしれません。