昨年4月に北朝鮮が行った軍事パレード(資料写真)=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

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【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が8日夜、朝鮮人民軍の正規軍創設を祝う「建軍節」75周年の閲兵式(軍事パレード)を行った。

 韓国軍当局によると、閲兵式はこの日午後8時半ごろから平壌の金日成広場で始まった。2万2000人以上が動員され、過去最大規模で開かれたとの見方が出ており、新型兵器が公開される可能性もある。

 金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が出席したかどうかはまだ確認されてない。金正恩体制発足後、閲兵式は昨年4月25日までに12回開催され、金正恩氏は11回出席した。今回も出席した可能性が高いとみられる。

 先ごろ平壌・ 美林飛行場で行われた閲兵式のリハーサルで新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」とみられるものが確認された。米国の軍事専門家らは北朝鮮が今回の閲兵式で核弾頭の搭載が可能な超大型ロケット砲やステルス無人機などを公開するとの見通しを示している。

 北朝鮮は9日午前に国営メディアで閲兵式開催について報じた後、朝鮮中央テレビで録画中継するとみられる。