Webブラウザ「Google Chrome」の次期安定化バージョン「110.0.5481.77」において、超解像機能「RTX Video Super Resolution」へのサポートが追加されている。安定バージョンとしての配布が2月7日(米国現地時間)に予定されており、より広い環境で対応する見込みだ。米ニュースサイト「VideoCardz」が報じた。

超解像機能「NVIDIA RTX VSR」がChrome 110でサポートへ - Web動画を4Kに

NVIDIA RTX Video Super Resolution(NVIDIA RTX VSR)は、NVIDIA GeForce RTX 3000 / 4000シリーズ(今後RTX 2000シリーズでも対応)で利用できる超解像技術。Webブラウザで視聴できる動画をNVIDIA RTXシリーズが搭載するAI機能でアップスケーリングするというもので、一例としてフルHDの動画ソースでも4K解像度で視聴できるようになる。CES 2023でNVIDIAが発表したもので、デモ動画も公開されている。



Introducing RTX Video Super Resolution - 4K AI Upscaling for Chrome & Edge Video

なお、機能はデフォルトで有効化されておらず、NVIDIAコントロールパネルから有効化する必要があるという。また、NVIDIA RTX VSRの利用には対応する最新ドライバが必要になる。現時点では公開されておらず、VideoCardzは「2月下旬にも対応ドライバがリリースされるのでは」と述べている。