「本来の私はひたすら…」内田理央が放つ“キラキラ”の裏側とは
渋谷二丁目といえば、渋谷の中でも表参道に近く、大人の美食エリアとして知られる。
2016年にこの地でスタートし、瞬く間に星付きフレンチとして名を上げた『ラチュレ』も、このエリアを牽引する一軒だ。
今回は、渋谷を「青春の街」と話す内田理央さんをお誘いし、“大人の渋谷”を体験してもらった。
30代へと足を踏み入れた彼女が語る胸の内とは。内田さんのインタビューを、今日と12日(日)の2回に渡ってお届けします!
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「渋谷にはナチュラルワインを楽しめる“行きつけ”があります」
「中高時代、地元の八王子から1時間以上かけて、土日は毎週、平日もできる限りきていました。
地元で撮ればいいものを、わざわざ渋谷でプリクラを撮りたいっていう一心で電車に乗って。もちろん、いちばん通ったのは“マルキュー”です(笑)」
内田理央さんにとって、渋谷は青春時代の思い出がいっぱい詰まった街。だが、時を経た今でも、離れることなく定期的にきているという。
その理由は、“行きつけ”の店があるからだ。
「ナチュラルワインと美味しいイタリアンがあって。カウンターだけの小さな店なんですが、カジュアルな雰囲気で、スタッフのみなさんの接客も心地よくて。
友人に連れて行ってもらって以来、大のお気に入りなんです」
内田さんの、昨年のドラマや映画の出演本数は実に6本。現在は、主演を務める連続ドラマが放送中と、途切れないオファーは彼女が人気女優だという何よりの証拠だ。
そんな、忙しい日々を乗り切るための、“とっておきのご褒美”とは?
「“ナタ・デ・クリスチアノ”のエッグタルトが好きすぎて。
地球が滅亡するとしたら、最後に食べたいものって思えるほど。仕事が辛い時でも、ひとつ食べればみるみる回復できちゃう。涙が出るほど美味しいんです。
実は今日も、マネージャーさんが買ってきてくれて、お昼にいただきました」
【未公開カット!】目線を下に落とした表情に、大人の色気を感じる
内田さんにとって、人生最大の喜びは食べることだという。
「食べることが生きる理由っていうくらい好き。体型維持が大変じゃない?ってよく聞かれるんですが、好きなものを食べないで死んだ顔になるより、食べてちょっと太ってるけど、幸せそうな方が絶対いい。
もちろん仕事上、体作りは大切だけど、元気よく現場にいれないなら、意味がない。そう信じているので、節制は“ほどほど”がポリシーです(笑)」
本当に食べることが好きなのだろう。
この日も、とにかくうれしそうに食べる彼女からは、“幸せ”としかいいようのないオーラがあふれていた。
「“キラキラ”は表の顔。本来の私は、ひたすらグデッとしてたい(笑)」
とはいえ、30代に入って“ほどほど”が通用しない事態に直面したという。
「“お肌の曲がり角”ってやつに、ガツンとぶつかりました。お化粧のノリが悪くなったり、寝不足がテキメンに出たり。
先輩たちが言っていた“30代になったら、こういうことが起こるから気をつけて”ってことが、本当に起きるから、びっくりしちゃう(苦笑)。
これまでは肌が強いことに甘えて生きてきましたが、最近はきちんとお手入れしています。周りの女優さんやモデルさんからしたら、それが普通というか、あるべき姿なのだろうとは思いますけど……。
改めて見直すという意味では、いいきっかけでした」
久しぶりにゆっくり休めるという年末年始(撮影が行われたのは昨年末)は、大好きな漫画を読みながら、美味しいごはんを満喫してパワーチャージすると決めている。
「女友達とはナチュラルワインを飲みに行くけれど、家でひとりの時は牛丼が定番(笑)。本来の内田理央は、まったくキラキラしてないです。頑張ってそう見せているだけ。
本当はひたすらグデッとして、大好きな世界観に没頭して過ごしていたい。素の私は、とても人に見せられたものじゃないので、偽りの“キラキラ”です(苦笑)」
でも、彼女の言葉を借りれば、「ひたすらグデッと」して心身をリセットする時間があるからこそ、私たちの前では“キラキラ”とした姿を見せてくれているのかもしれない。
店に到着した瞬間、窓越しにずらりと並ぶパンを前に「クロワッサン、美味しそう♡」とポツリ。自他共に認める“美味しいものに目がないタイプ”だそう
帰り際、この日の撮影の舞台となった『ラチュレ』が手掛けるブーランジェリー『モニカ』のクロワッサンとタルトを「お土産に」とスタッフが手渡した。
すると、大きな目をさらに大きく見開き、「うれしーい!!本当に?本当にいいんですか?」と大喜び。
「撮影中、ずっとショーケースを見てたの、バレてましたか?(笑)サクサクした食感が大好きなので、めちゃめちゃ惹かれていたんです!」
手渡した紙袋を大事そうに抱え、去っていく足取りはどこまでも軽やかだった。
そんな後ろ姿に、彼女が周りから愛される理由を見た気がした。
【WEB限定】編集部は見た!内田さんの撮影当日の裏話
2019年以来、2度目の登場となった内田理央さん。撮影が行われたのは、ドラマ複数を掛け持ちという怒涛のスケジュールがひと段落した12月某日。
今回は渋谷の人気フレンチ『ラチュレ』で、シーズンを迎えたジビエ料理をワインとともに楽しんでいただいた。
撮影の感想を聞くと「ジビエってあまり食べる機会がなかったんですけど、とっても美味しかったです。店内も程よくカジュアルで緊張しすぎないし、デートにピッタリ」とご満足いただけた様子。
ちなみにインタビューで教えてくれた渋谷での“行きつけ”とは、東京カレンダー3月号でも紹介した松濤の『エンリコ』だという!
インタビュー終盤に今一番欲しいものを尋ねたところ、「電子レンジです。初めて一人暮らしした時に買ったターンテーブル式を今も使っていて、現場でその話をしたら驚かれちゃって!回らないタイプの最新モデルをご褒美に買いたい(笑)」と教えてくれた。
大人の美しさにさらなる磨きをかけながら、どんな質問にも丁寧に、時折笑いを交えて答えてくれる内田さんに、スタッフ一同心を奪われたのは言うまでもない。
【後編】 2/12に公開!
■今がまさに旬!内田理央さんも絶賛したジビエの名店
■プロフィール
内田理央 1991年生まれ、東京都出身。2010年に芸能界デビュー。2018年『おっさんずラブ』での演技でも高い評価を集める。2020年に開設したYouTube公式チャンネル『だーりおCHANNEL』も好評。主演を務めるテレビ東京ドラマParavi枠『来世ではちゃんとします3』が放送中。
■衣装
[内田さん]ワンピース 151,800円、コート 151,800円〈ともにスポーツマックス/マックスマーラジャパン TEL:0120-030-535〉、ブーツ 148,500円〈セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス TEL:0570-016-600〉、イヤカフ(右)79,200円、イヤカフ(左)35,200円、ブレスレット 45,100円〈すべてプライマル TEL:050-5361-3059〉、バッグ 67,100円〈サガン ヴィエンナ/エドストローム オフィス TEL:03-6427-5901〉
[男性]スーツ 209,000円〈ラルディーニ/トヨダトレーディング プレスルーム TEL:03-5350-5567〉、シャツ 40,700円〈バルバ/コロネット TEL:03-5216-6513〉、シューズ 91,300円〈ボードイン アンド ランジ/コロネット TEL:03-5216-6521〉
▶このほか:【未公開カットあり】女優・西野七瀬が大事にする、“自分への密やかなご褒美”とは
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東京カレンダー最新号では、内田理央さんのインタビュー全文をお読みいただけます。
東カレに語ってくれた、表現者としての変化とは?
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店のシグネチャーでもあるアミューズ「ブラッドマカロン」を「カカオ味と思って食べた」という内田さん。鹿の血を加えたブーダンノワールだと聞き、驚きの表情を浮かべるも、「甘じょっぱさがいい感じです!」とのこと
【未公開カット!】ナチュラルな表情が、デートの一コマを演出
「学生時代から通い慣れた渋谷でも、デートといわれるとドキドキします」