現在FAとなっているホセ・イグレシアス【写真:Getty Images】

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イグレシアスは昨季ロッキーズで打率.292、3本塁打、47打点

 低迷からの脱却を目指すエンゼルスは今オフ、投打で積極的な補強を展開してきた。3月末のMLB開幕が近づく中、FA市場にはまだ“掘り出し物”が残っている可能性も……。MLB公式サイトでは、チームにフィットしそうなFA選手をピックアップ。かつて大谷翔平投手の“相棒”として日本ファンにも親しまれていたホセ・イグレシアス内野手らの名前を挙げた。

 同サイトは「FA市場にはもう目玉は残っていないが、それでも2023シーズン中に特定の役割を果たせる、使える選手たちが何人か残っている」と指摘。長いシーズンでは故障者や予期せぬ事態があるだけに「ロースターの脇役たちの貢献が必要になる」という。

 2021年途中までエンゼルスに所属したイグレシアスは昨季、ロッキーズの正遊撃手としてプレー。118試合出場で打率.292、3本塁打、47打点をマークした。打棒は依然頼もしいものの、米メディアの中には守備面の衰えを指摘する声も。その影響もあってか、いまだ今季の所属先が見つかっていない。

 MLB公式では、2019年からの4年間の通算打率が昨季と同じ.292と高水準にある点に触れ「打線を引っ張るタイプの選手ではないが、ボールをインプレーにし、広角に打ち、二塁手も遊撃手もできる選手をロースターに置く価値はある」と強調。2年ぶりの“出戻り”を勧めた。

 エンゼルスの補強候補としてはほかに、レイズからFAとなったデビッド・ペラルタ外野手や昨季にレッドソックスとブルージェイズでプレーしたジャッキー・ブラッドリーJr.外野手、ベテラン左腕のウィル・スミス投手の名も。果たしてイグレシアスは大谷と“コンビ再結成”する日はくるのか、去就が注目される。(Full-Count編集部)