NTTドコモとドコモ・バイクシェアは1月25日、東京都中央区のコミュニティサイクル(シェアサイクル)事業において、太陽光発電とEVトラックを活用する実証実験を開始した。期間は2月16日まで。

実証実験で使用するEVトラック

シェアサイクルのポート(ステーション)は基本的に無人で運用されているが、通勤や駅までの移動など利用者の傾向によって、時間帯によっては自転車を借りていく人が多く出払ってしまうポートもあれば返却が集中してあふれてしまうポートがあるというように、設置場所・設置台数の偏りが生じることがある。このため、多くのサービスではトラックなどでポートを巡回して自転車の回収・再配置を行っており、あわせて走行用バッテリーの充電・交換も行っている。

本実験では再配置作業用の車両としてEVトラック(フォロフライ F1T)を試験導入。あわせて中央区内のドコモ・バイクシェア倉庫に太陽光パネルと蓄電池を設置し、EVトラックの充電に用いる。これにより、シェアサイクルそのものの環境面のメリットに加え、保守作業を含めたサービス全体としてのゼロカーボン実現を目指す。