【同じ趣味あるある】『シャーロック・ホームズ』ファン同士の結婚で約250冊の本がダブってしまう

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Twitterに投稿された大量の本の画像。同じ作家を愛読する者同士が結婚した結果、これだけの量の蔵書が重複してしまったという。

「シャーロッキアン同士が結婚した結果」と投稿にあるが、シャーロッキアンとは、イギリスの作家アーサー・コナン・ドイルの著書『シャーロック・ホームズ』シリーズを愛する人の総称。作中に登場する私立探偵シャーロック・ホームズと、友人のワトスン博士を主人公とする一連の作品は、世界中に熱烈なファンを有している。

夫婦そろって筋金入りのシャーロッキアンであった、投稿者のいぷ(@bakerst221b)さんと旦那さん。結婚してお互いの蔵書を整理してみたところ、関連書物を含めてたくさんの同じ本を持っていたことがわかったそう。

いぷさんに、お二人の蔵書とシャーロッキアンっぷりについて話を聞いた。

同じ研究書がきっかけでシャーロッキアンになったと、いま知る

お二人の蔵書で重複していた本は何冊くらいですか?

現在、段ボール5箱分で約250冊あります。

すでに譲ったものもあるので、当初はもっと多かったです。

重複していた本は今後どうされる予定ですか?

同好の士にお譲りします。

重複していた本の中で意外なものはありましたか?

シャーロッキアンの基本図書というものがあるので、それらがダブっているのは想定内でした。しかし、シャーロック・ホームズがはいていたズボンが活躍する児童書『名探偵シャーロック・ホームズボン』がダブっていたのはびっくりしました。

お二人がシャーロッキアンになったのは、それぞれいつ頃のことですか?

夫:高校時代にミステリを読んでいくなかで『シャーロック・ホームズ』シリーズが好きになり、それを研究しているシャーロッキアンと呼ばれる人々がいることに興味を持ちました。高校の図書館にあった『シャーロック・ホウムズ読本』(研究社出版)をたまたま読んで、ホームズの世界にはまりました。

いぷさん:『シャーロック・ホームズ』シリーズは小学生の時から好きでしたが、中学1年のときに図書館で『シャーロック・ホウムズ読本』(研究社刊)を読んで、シャーロッキアンという人たちがいる事を知りました。そのときに、自分もシャーロッキアンであると自覚しました。

今回の取材で、初めて同じ研究書がきっかけでシャーロッキアンになったと知りました(笑)  

お互いシャーロッキアンであったことが結婚の理由になったのでしょうか?

私たちは、日本シャーロック・ホームズ・クラブ(JSHC)の会員として知り合いました。私が新入会員のときに、先に入会していた夫から本を譲ってもらったのが交際のきっかけです。

ご夫婦が結婚するきっかけにもなった『シャーロック・ホームズ』シリーズ。大量の本をすべて譲る作業は大変そうだが、同好の士のもとに届いた本がまた新たな縁をつなぐかもしれない。

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